森俊弘

森 俊弘もり としひろ
人物情報
生誕 1971年????
日本の旗 日本 東京都
学問
研究分野 日本史
研究機関 岡山県真庭市教育委員会
学会 江川三郎八研究会大阪歴史学会方谷研究会宇喜多家史談会岡山地方史研究会
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森 俊弘(もり としひろ、昭和46年(1971年) - )は、日本日本史学者。研究分野は主に岡山県地域の戦国時代史、特に備前宇喜多氏

略歴

昭和46年(1971年[1]東京都に生まれる[2]

岡山県真庭市教育委員会に勤務しつつ、岡山県地域の歴史に関する論文や書籍を執筆する。

また、令和5年(2023年)に設立された「戦国 宇喜多家を顕彰する会 ~大河ドラマ誘致を目指して~」のアドバイザー[注釈 1]も務める。

職歴

所属学会

著書

分担執筆等

  • 久世町教育委員会 編『羽庭城』久世町教育委員会、1999年3月。 
  • 東京芸大まちなみまちづくり倶楽部 編『住まう人に学ぶ 岡山まちなみまちづくり展』岡山まちなみまちづくり展実行委員会、2000年3月。 
  • 久世町史資料編編纂委員会 編『久世町史 資料編第1巻 編年資料』久世町教育委員会、2004年3月。 
  • 美作町町史編纂委員会 編『美作町史 通史編』美作市、2007年8月。 
  • 太田健一 編『図説 新見高梁真庭の歴史』郷土出版社、2008年2月。 
  • 鏡野町史編集委員会 編『鏡野町史 史料編』鏡野町、2008年3月。 
  • 久世デジタル中継局建設事業埋蔵文化財調査委員会 編『篠向城―久世デジタル放送中継局建設事業に伴う発掘調査―』久世デジタル中継局建設事業埋蔵文化財調査委員会、2008年3月。 
  • 太田健一 編『図説 井原笠岡浅口の歴史』郷土出版社、2009年1月。 
  • 鏡野町史編集委員会 編『鏡野町史 通史編』鏡野町、2009年3月。 中世後期を担当。
  • 小和田哲男監修、中井均 編『地方の視座から読み解く/日本人の歴史シリーズ1 戦国日本―日本の源は地方にあり!―』郷土出版社、2009年12月。ISBN 978-4863750517 
  • 「美作国の山城」編集委員会 編『美作国の山城』第25回国民文化祭津山市実行委員会、2010年10月。 
  • 美作国建国1300年記念事業実行委員会歴史文化部会 編『みんなで学ぶふるさと美作のあゆみ』美作国建国1300年記念事業実行委員会、2013年8月。 
  • 真庭市教育委員会 編『真庭市埋蔵文化財調査報告6 真庭市指定史跡高田城総合調査報告書』真庭市教育委員会、2015年3月。 
  • 美甘栄枝 語り、立石憲利・森俊弘 著『ひるぜんの民話―真庭市・美甘栄枝の語り―』真庭民話研究会、2015年6月。 
  • 中山一麿 編『神と仏に祈る山―美作の古刹木山寺社史料のひらく世界―』法藏館、2016年11月。 
  • LIXILギャラリー企画委員会 企画『LIXIL BOOKLET〝江川式〟擬洋風建築─江川三郎八がつくった岡山福島の風景』LIXIL出版、2016年11月。ISBN 978-4-86480-528-5 「江川三郎八研究会よもやま三題噺─江川・僕・旧遷喬尋常小学校」を執筆。
  • 岡山県古代吉備文化財センター 編『岡山県中世城館跡総合調査報告書 第3冊 美作編』岡山県教育委員会、2020年2月。 
  • 真庭市教育委員会 編『阿波土居跡―銘建工業本社工場エコ発電所2号機建設工事に伴う発掘調査』真庭市教育委員会、2021年3月。 
  • 津山市史編さん委員会 編『新修津山市史 資料編 古代・中世』津山市、2022年3月。 

論文

  • 「美作西部における戦国期の経緯について」『久世町埋蔵文化財発掘調査報告3 羽庭城』、久世町教育委員会、1999年3月、26-39頁、CRID 1390290700447635328 
  • 岡山藩士馬場家の宇喜多氏関連伝承について―「備前軍記」出典史料の再検討―」『岡山地方史研究』第95号、岡山地方史研究会、2001年3月、1-23頁。 
  • 「再読「安土日記」―安土城天主に関する一考察―」『城郭史研究』第21号、日本城郭史学会、2001年6月、10-22頁。 
  • 備前浦上氏関連説話の研究―説話に見る浦上氏の盛衰―」『東備』第9号、歴史研究協議会、2002年7月、20-34頁。 
  • 「年欠三月四日付け羽柴秀吉書状をめぐって―書状とその関係史料を再読して―」『岡山地方史研究』第100号、岡山地方史研究会、2003年6月、72-84頁。 
  • 「「高松小島氏旧記ノ写」―覚書記事から垣間見る岡山県地域の戦国時代史―」『吉備地方文化研究』第15号、就実大学吉備地方文化研究所、2005年3月、137-159頁。 
  • 宇喜多直家の権力形態とその形成過程―浦上氏との関係を中心に―」『岡山地方史研究』第109号、岡山地方史研究会、2005年10月、1-27頁。 
  • 「再読「安土日記」その後―いわゆる「信長記」Ⅰ類本とⅡ類本以降の異同を発端に―」『城郭史研究』第25号、日本城郭史学会、2005年10月、72-77頁。 
  • 国登録有形民俗文化財郷原漆器の製作用具」について―岡山県北地域の漆器業史とその製法―」『民具マンスリー』第40巻第8号、神奈川大学日本常民文化研究所、2007年11月、9619-9632頁。 
  • 篠向城下における「町」の形成と推移をたどる 主に近世・近代の文献史料を手がかりに」『篠向城―久世デジタル放送中継局建設事業に伴う発掘調査―』、岡山県真庭市教育委員会編、久世デジタル中継局建設事業埋蔵文化財調査委員会、2008年3月、17-19頁。 
  • 「岡山県地域における中世後期研究の到達点―歴史シンポジウム 岡山県古代・中世史研究の最前線―」『吉備地方文化研究』第19号、就実大学吉備地方文化研究所、2009年3月、203-210頁。 
  • 岡山城とその城下町の形成過程―地誌吉備前鑑」の検討を中心に―」『岡山地方史研究』第118号、岡山地方史研究会、2009年9月、1-28頁。 
  • 「中近世移行期の備前国人と地域産業―林原美術館所蔵年欠八月四日付け宇喜多直家書状を端緒として―」『岡山地方史研究』第128号、岡山地方史研究会、2012年12月、1-22頁。 
  • 「中近世移行期草苅氏に関する通史的言説をめぐって―萩藩士草苅家関連史料の検討を中心に―」『鳥取地域史研究』第15号、鳥取地域史研究会、2013年3月、17-45頁。 
  • 「中世備前焼の生産・流通を支配したのは誰か―文献史料から考察する―」『備前歴史フォーラム2013資料集 運ぶ』、備前市教育委員会生涯学習課、2014年3月、75-90頁。 
  • 「中近世移行期の猿掛庄氏とその一門衆 『西国太平記』を「植木家先祖覚」で読み直す」『倉敷の歴史』第24巻、倉敷市総務局総務部市史編さん室、2014年3月、22-40頁。 
  • 「宇喜多直家の新出書状―祝山城をめぐる攻防戦の関連史料―」『津山市史研究』第1号、津山市史編さん室、2015年3月、62-78頁。 
  • 国人小田草斎藤氏の興亡―鏡野地域の戦国時代史―」『鏡野郷土博物館講演録』、鏡野町教育委員会・鏡野郷土博物館、2016年3月。 
  • 「宇喜多直家の備前統一と岡山平野―第十四回おかやま県民文化祭参加 第六回おかやま文化フォーラム 今、中世の実像を求めて 時代の変革と地域」『岡山の自然と文化』第36号、岡山県郷土文化財団、2017年3月、250-272頁。 
  • 「美作国守護代の歴史的展開」『津山市史研究』第3号、津山市史編さん室、2017年3月、1-33頁。 
  • 大森家が伝えた備前国の戦国時代 「浦上覚書」(仮題)の紹介」『光基』第11号、大国家、2017年5月、3-7頁。 
  • 「新出書状からみた山田方谷とその周辺」『山田方谷ゼミナール』第5号、方谷研究会、2017年8月、68-72頁。 
  • 「晩年の山田方谷とその子女―主に書状による再検討を中心に―」『山田方谷ゼミナール』第6号、方谷研究会、2018年8月、35-55頁。 
  • 「「美作菅家一族」と「三穂太郎」―主に文献史学の立場から―」『今も生きている巨人 伝説さんぶたろう 第2集』、民話さんぶたろう研究実行委員会編著、立石憲利監修、2019年2月。 
  • 「「菅家一族」と「三穂太郎」の実像を探る」『作州路』第23号、美作学術文化振興財団、2020年3月、1-2頁。 
  • 「戦国・織豊期における宇喜多氏の家中編制(1)主に「戸川家譜」・「浦上宇喜多両家記」を素材として」『岡山地方史研究』第151号、岡山地方史研究会、2020年8月、1-21頁。 
  • 「戦国・織豊期における宇喜多氏の家中編制(2)主に「戸川家譜」・「浦上宇喜多両家記」を素材として」『岡山地方史研究』第152号、岡山地方史研究会、2020年12月、1-22頁。 
  • 安住院資料にみる禅光寺周辺の地域社会―室町・戦国期から織豊期へ 附、「如法経奉加軸」・「瓶井山禅光寺奉加帳」翻刻―」『安住院資料の調査と研究』、中山一麿編、臨川書店、2022年7月。 
  • 「戦国・織豊期における宇喜多氏の家中編制(3)主に同時代史料及び「宇喜多秀家士帳」の検討を通じて」『岡山地方史研究』第157号、岡山地方史研究会、2022年9月、1-24頁。 
  • 「宇喜多直家の合戦と岡山城―「兵法」・家中編制・居城」『歴史研究』第727号、戎光祥出版、2024年12月、24-35頁。 

講座・講演会

  • 就実大学吉備地方文化研究所中世史研究会例会「宇喜多秀家の生母について」(2005年11月12日)
  • 赤松氏研究会第1回研究会パネルディスカッション(2007年3月24日)
  • 矢筈城特別シンポジウム「近世資料からみた中世草苅氏の動向」(2008年12月20日)
  • 井原市歴史講座「備中地域の戦国時代」第2回講演「三村家親備作兵乱―備作地域の戦国時代史を読む―」(2009年3月17日)
  • 2009年度美作の中世山城連絡協議会総会「文献資料基づく城郭呼称について」(2009年6月7日)
  • 岡山中世史研究会例会「史料としての『西国太平記』―備中国の戦国時代史像をめぐって―」(2010年2月13日)
  • 歴史講演会「宇喜多氏研究の最前線―宇喜多秀家の実像に迫る―」講演2「宇喜多秀家と城下町岡山の成り立ち」(2012年10月7日)
  • 備前歴史フォーラム2013「運ぶ~やきものは誰が商い、誰が運ぶのか~」講演「誰が備前焼を商ったか」(2014年3月16日)
  • 鏡野郷土博物館講演会「国人小田草斎藤氏の興亡―鏡野地域の戦国時代史―」(2014年6月21日)
  • 金光歴史民俗資料館企画展講演会「建築師・江川三郎八―人物と史料―」(2014年11月30日)
  • 美作学講座 「津山市史関連研究から」第1回「美作祝山城をめぐる攻防―草苅・字喜多戦争の行方―」(2015年6月13日)
  • 「岡山県技師・江川三郎八江川式建築―岡山県の近代洋風建築の世界―」講演会「岡山県技師・江川三郎八と江川式建築―岡山県の近代洋風建築の世界―」(2015年9月6日)
  • 蒜山地域の歴史講座 第Ⅱ回 蒜山歴史大学(後半)第5回講演「明治"御一新"と蒜山の神・仏」(2016年9月11日)
  • 第6回おかやま文化フォーラム「今、中世の実像を求めて 時代の変革と地域」事例発表「宇喜多直家の備前統一と岡山平野」(2016年12月10日)
  • 備中佐井田城址探訪会「戦国時代の備中佐井田城と地域社会」(2018年3月3日)
  • 『今も生きている巨人伝説 さんぶたろう』第2集 出版記念講演会「「菅家一族」と「三穂太郎」の実像をさぐる」(2019年11月17日)
  • 「江戸時代の地域と感染症―「年代記」等に見る感染症流行の歴史―」(2022年5月22日)
  • 備前軍記」「備中兵乱記」「美作太平記」改訂版出版記念講演会「岡山の戦国時代を語る~武士が駆け抜けた時代~」(2022年10月23日) 第2部において榎原雅治内池英樹と共に鼎談。
  • 樫邑地域・樫邑小学校「大人のかしむら学」「樫邑の歴史を紐解く手がかり」(2023年5月25日)
  • 御津の歴史講座②「金川松田氏と宇喜多直家」(2024年6月22日)
  • 美作市文化財講座「ちょっぴり新しい宮本武蔵―関連史料の再検討から考えるー」(2024年8月24日)
  • 「宇喜多氏研究の最前線2024―集え!岡山城の陣―」(2024年10月12日) 内池英樹、大西泰正と共に登壇。
  • 郷育講座「真庭の教育文化とまなびや」第3回 市内バス見学「真庭地域の教育遺産を体感しよう」(2025年1月18日) 建築士山崎真由美と共に講師を担当。

脚注

注釈

  1. ^ チーフアドバイザーは歴史学者の磯田道史が務める。
  2. ^ 平成24年(2012年)12月時点で主幹[1]、令和4年(2022年)7月時点で参事[3]

出典

  1. ^ a b 『論集戦国大名と国衆11 備前宇喜多氏』執筆者紹介。
  2. ^ 「宇喜多氏研究の最前線2024」チラシの登壇者紹介。
  3. ^ 令和4年(2022年)7月8日開催の第1回旧遷喬尋常小学校校舎保存活用計画検討委員会会議概要。

外部リンク