久世中継局
久世中継局(くせちゅうけいきょく)は岡山県真庭市久世地区の笹向山にあるテレビジョン放送とFMラジオ放送の重要中継局及び小規模中継局である。 放送区域地上デジタル放送におけるこの送信所の電波法に定める放送区域(1mV/m)は岡山県真庭市の一部、約5千世帯である[1]。具体的には真庭市のうち久世地区中心部から久世IC周辺及び落合地区中心部にかけてのいずれも平地部にあたる。 歴史
アナアナ変換この中継局もデジタル放送開始にあわせて全国的に行われた現行アナログチャンネルの移行、いわゆる「アナアナ変換」の対象となり、2006年(平成18年)4月3日[2]より対策を開始、2006年(平成18年)7月11日[3]には旧チャンネルを停波し新チャンネルに移行した。対象となったアナログチャンネルはOHK岡山放送(32ch-→38ch)、TSCテレビせとうち(30ch-→40ch)の2波である。対策世帯は真庭市の一部、約9,500世帯。 停波した旧アナログチャンネルの32chと30chはそれぞれNHK岡山総合テレビとKSB瀬戸内海放送のデジタルチャンネルとして岡山本局や県内、KSBの場合は香川県も含め多くの中継局で使用されている。 地上デジタル放送この中継局のデジタル化はこの地域の大規模中継局のそれが完了した直後である2007年(平成19年)度中に行われ、この地域の中継局では比較的早い部類に入っている。この前には香川県の「小豆島中継局」、岡山県内では「笠岡中継局」が開局しており、この後には香川県の「讃岐白鳥中継局」、岡山県内では「美作中継局」が続いた。また、久世中継局は予備免許交付と本放送開始が「高梁中継局」と同時である。 2008年(平成20年)1月23日に総務省より予備免許交付[4]、順次試験放送を開始し、同年3月1日[5]に本放送を開始した。 施設中継局は真庭市久世地区中心部の南東にある標高419mの笹向山山頂付近に存在する。 局所規模はNHKが重要中継局、民放が小規模中継局である。 地上デジタルテレビジョン放送送信設備
地上アナログテレビジョン放送送信設備
FMラジオ放送送信設備
脚注関連項目
外部リンクデジタル放送 アナログ放送 FMラジオ放送 |