梶原 正昭(かじはら まさあき、1927年8月7日[1] - 1998年9月23日)は、日本の国文学者。早稲田大学名誉教授。軍記物語を研究。
神奈川県出身。1954年早稲田大学第一文学部卒業[1]、1956年同大学大学院文学研究科修士課程修了[1]、1959年同博士課程修了[1]。1963年早稲田大学教育学部専任講師[1]、1965年助教授[1]、1970年教授[1]。1998年、定年退職[1]、名誉教授。
著書
- 『平家物語』講談社現代新書、1967年
- 『平家物語』岩波セミナーブックス、1992年6月
- 『鹿の谷事件 平家物語鑑賞』武蔵野書院、1997年7月
- 『軍記文学の位相』汲古書院 1998年3月
- 『平家残照』新典社 1998年4月 (新典社研究叢書)
- 『頼政挙兵 平家物語鑑賞』武蔵野書院、1998年12月
- 『室町・戦国軍記の展望』和泉書院、1999年12月(研究叢書)
共編著
- 矢代和夫共著『将門伝説 民衆の心に生きる英雄』新読書社 1966年
- 『義経記』小学館 1971年10月(日本古典文学全集)
- 加美宏、矢代和夫共編『軍記文学』桜楓社、1974年
- 『将門記 1-2』平凡社 1975-76年(東洋文庫)
- 『平家物語』桜楓社 1977年3年
- 『平家物語』尚学図書 1982年6月(鑑賞日本の古典)
- 『陸奥話記』現代思潮社 1982年12月(古典文庫)
- 秋永一枝共編『平家物語 前田流譜本 1-4』早稲田大学出版部 1984-85年 (早稲田大学蔵資料影印叢書)
- 『平家物語必携』学燈社、1985年11月
- ジュリア・ミーチ=ペカリク共編『保元平治合戦図』角川書店、1987年11月
- 『太平記 乱世の男たち』学習研究社、1990年12月 (ワインブックス)
- 山下宏明と校注『新日本古典文学大系 平家物語』岩波書店、1991-93年、のち岩波文庫
- 『平家語り伝統と形態』有精堂出版、1994年9月(あなたが読む平家物語)
- 『曽我・義経記の世界』汲古書院、1997年12月(軍記文学研究叢書)
- 『平家物語 主題・構想・表現』汲古書院 1998年10月(軍記文学研究叢書)
- 『軍記文学とその周縁 汲古書院』2000年4月(軍記文学研究叢書)
- 大津雄一、野中哲照と校注・訳『新編日本古典文学全集 53 曾我物語』小学館、2002年3月
記念論集
- 『軍記文学の系譜と展開』梶原正昭先生古稀記念論文集刊行会 汲古書院 1998年3
脚注
- ^ a b c d e f g h 「梶原正昭教授略歴・業績」『早稲田大学教育学部学術研究 国語・国文学編』第46巻、早稲田大学教育学部、1997年、31-32頁。
参考文献
- 梶原正昭教授略歴・業績「早稲田大学教育学部学術研究 地理学・歴史学・社会科学編」1997