林光寺 (鈴鹿市)
林光寺(りんこうじ)は、三重県鈴鹿市にある、真言宗智山派の仏教寺院。山号は金井山(かないざん)。本尊は千手観世音菩薩。 歴史寺伝によると、天平12年(740年)聖武天皇の勅により、行基菩薩が東大寺無事建立祈願の途次、この地を訪れた折、林の中に清泉が湧き出て金光を放つのを見て感得し、聖武天皇勅願寺として開創されたと伝わる[1]。のち神戸城主代々の祈願所として栄え、寄進された品々が今も現存している。 安土桃山時代に再建された本堂の内部は、桃山様式で須衣檀の彫刻、極彩色の柱、華麗な壁画、格天井の花鳥の絵など、鈴鹿市内では数少ない、桃山建築といわれている。 本堂手前右側に建つ閻魔堂の草創は、南北朝後期(1300年代後期)と伝えられ、のち宝永年間(1704年 - 1711年)に再建されている。この堂は身寄りの無い死者や、水子等不運な人々の供養のため建立されたといい、「えんまの寺」として有名になっている。毎年2月16日と8月16日に開扉し、えんま会式が施行される。 文化財
平安時代の作で、像高1.27m、桧の一本造りで、全般に彫り浅く優美な顔という。この像は年一回、8月9日午後11時より10日午前1時までの2時間開帳される。 所在地
年中行事
近隣施設
アクセス
参考文献
脚注
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