東興市(とうこう-し)は、中華人民共和国広西チワン族自治区防城港市に位置する県級市。主要居住民族は漢族、キン族、チワン族、ヤオ族等で、国内で唯一キン族が集中的に在住している。現在のキン族人口[いつの?]は約1.5万人である。
地理
北崙河(中国語版、ベトナム語版)が北部湾の河口に入る。東興東部と北部は防城港市防城区と隣り合っており、西部はベトナムと国境を接し、幅わずか100メートルの北崙河を介してベトナムのモンカイと相対する。市内にある東興港は、中国からベトナムへの旅行および商品・物資の貿易通路としての役割を担う。
沿海のオヒルギ、ムラサキミズヒイラギ(英語版)のマングローブとアマモの藻場はアカハジロ、ヘラシギ、クロツラヘラサギ、カラシラサギ、ヤイロチョウなどの生息地であり、2008年にラムサール条約登録地となった[1]。
東興市(1991−2020)の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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最高気温記録 °C (°F)
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27.2 (81)
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29.8 (85.6)
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33.6 (92.5)
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33.1 (91.6)
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35.8 (96.4)
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37.9 (100.2)
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36.5 (97.7)
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38.4 (101.1)
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36.7 (98.1)
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35.0 (95)
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32.5 (90.5)
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30.1 (86.2)
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38.4 (101.1)
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平均最高気温 °C (°F)
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18.8 (65.8)
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19.9 (67.8)
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22.3 (72.1)
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26.5 (79.7)
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30 (86)
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31.3 (88.3)
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31.5 (88.7)
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31.8 (89.2)
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31.6 (88.9)
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29.5 (85.1)
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25.8 (78.4)
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21.4 (70.5)
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26.7 (80.04)
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日平均気温 °C (°F)
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15.4 (59.7)
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16.7 (62.1)
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19.5 (67.1)
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23.4 (74.1)
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26.6 (79.9)
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28.2 (82.8)
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28.3 (82.9)
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28 (82)
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27.4 (81.3)
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25.1 (77.2)
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21.4 (70.5)
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17.3 (63.1)
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23.11 (73.56)
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平均最低気温 °C (°F)
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13.1 (55.6)
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14.6 (58.3)
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17.4 (63.3)
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21.2 (70.2)
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24.1 (75.4)
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25.7 (78.3)
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25.7 (78.3)
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25.3 (77.5)
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24.4 (75.9)
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22 (72)
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18.4 (65.1)
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14.5 (58.1)
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20.53 (69)
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最低気温記録 °C (°F)
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4.0 (39.2)
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4.1 (39.4)
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5.0 (41)
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11.1 (52)
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15.7 (60.3)
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19.5 (67.1)
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21.5 (70.7)
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21.2 (70.2)
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17.3 (63.1)
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10.8 (51.4)
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5.5 (41.9)
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3.3 (37.9)
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3.3 (37.9)
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降水量 mm (inch)
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56.5 (2.224)
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41.9 (1.65)
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68.5 (2.697)
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104.7 (4.122)
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270.9 (10.665)
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487.6 (19.197)
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676.6 (26.638)
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512.1 (20.161)
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274.4 (10.803)
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120.3 (4.736)
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86.7 (3.413)
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39.5 (1.555)
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2,739.7 (107.861)
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平均降水日数 (≥0.1 mm)
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12.7
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15.1
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16.2
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15.4
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16.8
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19.3
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21.8
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19.7
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13.6
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10.7
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7.3
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7.4
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176
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出典:China Meteorological Administration[2]
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歴史
元来は防城県の鎮である。独立した行政区画が初めて設置されたのは1957年の十万山トン族ヤオ族自治県であり、当時は広東省に属していた。その翌年には東興各族自治県と改称し、1965年には広西チワン族自治区に移管された。
1978年、県治が防城鎮に移転されたことより防城県と合併し、防城各族自治県が成立した(1993年に防城港市に昇格)。1996年、防城区より分割され、東興市が設立された。
行政区画
交通
過去に存在した区画
脚注
注釈
出典
外部リンク