東篠崎
東篠崎(ひがししのざき)は、東京都江戸川区東部の地名・町名。住居表示による町名としては東篠崎一丁目と二丁目が存在する。当地区の東、旧江戸川の河川敷部分には、旧町名の東篠崎町(ひがししのざきまち)が一部存続している(住居表示は未実施)。本項では東篠崎と東篠崎町の両地域について記述する。 地域当地区は、北は一部で篠崎町三丁目に、東および南は江戸川を挟んで対岸の千葉県市川市に、南西は一部で江戸川一丁目に、西は南篠崎町五丁目および下篠崎町に、それぞれ隣接する。地域は一部江戸川の対岸におよび、国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所江戸川河口出張所が所在する[6]。出張所周辺は境界未定地で、帰属が未定になっている。(境界未定地の野球場は市川市が管理している。河原 (市川市)#境界未定地域も参照) 東京都内陸部かつ江戸川区の最東端にあたる篠崎地域南東部に位置する町である。地区の東・南辺を東京都 - 千葉県境の江戸川で画し、水上バスのステーション(2001年以降運行休止中)を有する。北部には東京都立篠崎高等学校があり、南部の大規模な工場との間に都営東篠崎住宅の集合住宅が多数立地する。旧町名の東篠崎町は、東篠崎一・二丁目に沿った旧江戸川河川敷部分のみに存続する。町域は南北に細長く、旧江戸川の流路に沿って逆「く」の字形を呈する。 東篠崎二丁目の町域内は、ほとんどが王子製紙の工場や東京都下水道局の篠崎ポンプ所、水辺のスポーツガーデンで占められている。 成立1932年(昭和7年)の江戸川区成立時から存在する町である。1987年(昭和62年)、篠崎地区の住居表示実施により東篠崎一丁目・二丁目が成立するが、河川敷部分は対岸の千葉県市川市との間の都県境が未定のため住居表示は未実施で、旧町名の東篠崎町のままとなっている。 都県境が未定であるのは、江戸川大橋付近から、東篠崎一丁目8番の江戸川区スポーツランド付近までで、対岸の市川市側の地名は「河原番外地」である[7]。東篠崎町には人家はないが、市川市側の東岸にある国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所江戸川河口出張所の住所は東篠崎町250番地である。 世帯数と人口2024年(令和6年)8月1日現在(江戸川区発表)の世帯数と人口は以下の通りである。なお、東篠崎町は0人の為、省略とする[1]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。なお、東篠崎町は含まれない。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。なお、東篠崎町は含まれない。
学区区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[14]。なお、江戸川区では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能。[15]。
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
交通公共交通鉄道東篠崎・東篠崎町に鉄道駅および鉄道路線は存在しない。近隣地域に1路線2駅が所在するが、地区全域が至近の鉄道駅から1km以上離れた鉄道利用不便地帯に当たる。以下に最寄駅を挙げる。 路線バス町域内に京成バス江戸川営業所が存在するため多くのバスが発着している。篠崎駅、瑞江駅、一之江駅、小岩駅、新小岩駅、新浦安駅、南行徳駅へバスで行くことができる。
水上バス
道路・橋梁施設
その他日本郵便
脚注
関連項目
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