東山北駅(ひがしやまきたえき)は、神奈川県足柄上郡山北町向原にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線の駅である。駅番号はCB05。
概要
山北町の南東に位置する向原地区にある駅。地元の請願によって、戦後の1956年(昭和31年)12月に新設された駅である[2]。当駅の開業と同じ日に、2つ隣の相模金子駅も開業した[3]。
1970年(昭和45年)8月に神奈川県立山北高等学校が駅近くに移転してからは、多くの通学者に利用されている。また、山北駅よりも1日あたり200人ほど乗車人員が多くなっている。
歴史
年表
東山北駅開設碑
ホーム上には、この駅の開設を記念した石碑が建っている。以下に碑文を示す(原文は縦書き、原則として原文ママ)。
向原区民が多年の宿望であった本駅新設の請願は適々ディーゼルカー全線
運転の好機に際会して衆議一決直ちに本会の成立を見、続いて山北町議會の
採択を山北町交通改善研究会の絶大な後援に依って一年有半の短期間に然も
最少限の工費を以って実現されるに至った
当駅の開設は啻に一般乗降者の利便のみに止まらず更に近郷の動力資源た
る水力發電の利用と其の優秀性を誇る水質及び諸資材の活用が附近の地理的
環境と相俟って將来必ず町の産業振興に寄與し得るものと確信するものであ
る爾今町と国鉄当局と地元民の協力に頼って町勢の伸展と駅勢の向上進展
を期せられん事を切望して止まない
此の事業の遂行に当り吾々の先考或は先輩の深遠な配慮と勞苦が克く偉大
な光彩を発揮した事を想起し茲に深く敬意と感謝の誠を披瀝して後世に伝える
昭和三十一年十二月二十五日 向原新駅設置期成同盟會
駅構造
地上駅で単式ホーム1面1線のみを持つ。ホームの有効長は約160mあり、下り列車はホームの沼津寄り、上り列車はホームの国府津寄りにそれぞれ停車して客扱いを行う。ホームは線路の南側に置かれている。
無人駅であり、管理駅の松田駅が当駅を管理している[6]。
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改札口(2022年6月)
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ホーム(2022年6月)
利用状況
「神奈川県県勢要覧」によると、2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員は666人である[山北 1]。
1997年度(平成9年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移
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年度
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1日平均 乗車人員
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出典
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1997年(平成09年)
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1,108
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[山北 2]
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1998年(平成10年)
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1,168
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1999年(平成11年)
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1,086
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2000年(平成12年)
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1,058
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2001年(平成13年)
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1,010
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2002年(平成14年)
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946
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2003年(平成15年)
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936
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2004年(平成16年)
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966
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2005年(平成17年)
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956
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2006年(平成18年)
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953
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[山北 3]
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2007年(平成19年)
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939
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2008年(平成20年)
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917
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2009年(平成21年)
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893
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2010年(平成22年)
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895
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2011年(平成23年)
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811
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2012年(平成24年)
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819
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2013年(平成25年)
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832
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[山北 4]
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2014年(平成26年)
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780
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2015年(平成27年)
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807
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[山北 5]
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2016年(平成28年)
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799
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[山北 6]
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2017年(平成29年)
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812
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[山北 7]
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2018年(平成30年)
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793
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[山北 8]
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2019年(令和元年)
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840
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[山北 1]
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2020年(令和02年)
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666
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駅周辺
バス路線
- 「東山北駅」バス乗り場
- 2018年(平成30年)2月20日から駅前にロータリーが設置され[7]、2021年(令和3年)8月1日から山北町循環バスが乗り入れるようになった[8]。
- 「向原」バス停(向原交差点)
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 御殿場線
- 松田駅 (CB04) - 東山北駅 (CB05) - 山北駅 (CB06)
脚注
記事本文
利用状況
- 山北町統計書
関連項目
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