東京農業大学第一高等学校・中等部
東京農業大学第一高等学校・中等部 (とうきょうのうぎょうだいがくだいいちこうとうがっこう・ちゅうとうぶ)は、東京都世田谷区桜三丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。高等学校において、中等部からの内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒は、3年間別クラスになる併設型中高一貫校[注 1]。略称「農大一中」、「農大一高」、「東農大一」。 概要1949年に学校法人東京農業大学によって設立された。なお、“農業”の字を冠しているが母体である大学とは違い農業科は設置されておらず、普通科のみの進学校である。高等学校において、中等部から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では、3年間別クラスになる併設型中高一貫校[注 1]。 2025年度より高校募集を停止、完全中高一貫制に移行予定。[2] 沿革
進路2005年4月に中等部を設立。高校では難関進学コースと進学コースに分割し、合格実績の向上をめざす。2008年4月よりカリキュラムの変更を行い、高校のコースは一本化し難関進学コースに準じたカリキュラムが適用される。なお、中高一貫の生徒と高校から入学した生徒のクラスは分けるため、基本的に混ざることは無い。 東京農業大学および系列の東京情報大学の優先入試制度があり、希望する生徒に説明・指導を行っているが、進学するのは両大学を合わせても生徒全体の1割に満たない(東京情報大学は優先入学実績ゼロの年もある)。また、希望する人数は年々若干ではあるものの減っている。また、上位大学志望の生徒が併願先として東京農業大学に一般入試で出願することが多い。一般入試での進学生徒も多い。 行事生徒会主催のクラスマッチ(球技大会・高校)・サクラスポーツフェスティバル(SSF・体育祭・中等部)・桜花祭(文化祭)を始め学年ごとに行われる演劇鑑賞・遠足・修学旅行(中等部…北海道、高校…沖縄)や各教科主催する文学散歩・社会科見学会・理科体験教室(醤油を科学する)・理科校外学習(国立科学博物館・高尾山他年4~5回開催)・スキー教室(志賀高原)などがある。高校2年生の修学旅行先は離島があったが、2019年度より本島のみとなった。また、高校1年生と中学1年生は入学してから2週間ほどして、山梨県へ宿泊研修に行く。 制服この節の内容は公式サイト[3]より 生徒は制服を着用しての登下校を義務付けている。中高ともに、男子は詰襟、女子はブレザーに、リボンをつける。登下校時の靴はメーカー指定のないローファーを履き、式典や催しでは指定の靴下を着用する。また、一年生は青色、二年生は緑色、三年生は赤色の、ワンポイント柄が入ったシャツ、上履きを着用する。[注 2]鞄に関しては、手提げ型、リュックサック型があり、部活動のある日は、その部活の鞄を使用することができる。 なお、身体的理由などによって制服の着用が困難な生徒は、異装届を提出した場合に限り、一時的に義務を免除される。 IT教育生徒は、Microsoft社の販売する「surface go」「surface go 2」を購入する。IT教育、授業のサポートとして使用されており、Google classroomを用いた課題の送受信、連絡などに活用されている。2020年度までの生徒は「surface go」2021年度からの生徒は「surface go2」を使用している。 音楽科の授業では、学校が保有するDELL社の販売するタブレット型PCを用いて、ヤマハが開発した学習用の音声合成技術応用製品「VOCALOID」を使用。社会科、英語、等でもコンピューターを用いたレポート作成、スライド作成などを行う。 生徒総会生徒総会は、校紀委員会、図書委員会、放送委員会、保健委員会、新聞委員会、福祉委員会(中等部のみ)、クラブ運営委員会から成る「常任委員会」と、桜花祭実行委員会、SSF実行委員会(中等部のみ)、クラスマッチ実行委員会(高校のみ)、合唱コンクール委員会(中等部のみ)から成る「行事に関する委員会」と、少人数から成る「中央委員会」の計三つの委員会を取り仕切る「生徒会総務会」がある。これに加え、選挙管理委員会、会計審査委員会によって、成り立っている。 このほかにも、東京私立中学高等学校協会第八支部加盟校との交流を目的とした、八支部委員会(高等部のみ)がある。 部活動運動部
文化部同好会著名な出身者
その他
交通
なお、通用門(桜新町、農大一高前バス停方面)は土曜の午後、日曜、長期休みなどは閉鎖されていることが多い。そのため、正門にまわる必要がある。 系列校脚注注釈出典
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