春夏秋冬 (テレビ番組)
『春夏秋冬』(しゅんかしゅうとう)は、かつて存在した日本のトーク番組である。1956年(昭和31年)の放送開始時の番組名は『雨・風・曇』(あめ・かぜ・くもり)であった[3]。 略歴・概要1956年(昭和31年)6月、日本テレビ放送網が、社会時評番組『雨・風・曇』として放送を開始した[3]。オリオン社の社長で、日本テレビの番組に関わり、本番組のプロデューサーを務める作家・画家の片柳忠男[4]が、同年、『雨・風・曇 - 宣伝という窓から見れば』を新聞研究社から上梓した[5]。初期のレギュラー出演者は、作家・俳優の徳川夢声、元朝日新聞記者でジャーナリストの渡辺紳一郎、慶應義塾大学教授の奥野信太郎、詩人のサトウハチロー、漫画家の近藤日出造であった。20局ネットの人気番組となる。 1959年(昭和34年)6月25日、プロ野球の「天覧試合」が行われ、NHKとともに同局が放送権を獲得、テレビ中継を行い、中継終了と同時に本番組を開始した[6]。番組内では、天覧試合について語られた。同年11月に『春夏秋冬』と改題して放送はつづいた。当初は水曜夜の番組であったが、途中で日曜日の朝の番組に変更になった。また1978年(昭和53年)以降、『24時間テレビ「愛は地球を救う」』が放送される日は番組を休止していた。 1963年(昭和38年)、井上和男監督の映画『「可否道」より なんじゃもんじゃ』に、「春夏秋冬の名士たち」の役で、本番組のレギュラー出演者の、徳川夢声、渡辺紳一郎、奥野信太郎、サトウハチロー、近藤日出造がそろって出演している[7]。徳川夢声は、放送開始当初からのレギュラー出演者で、1971年(昭和46年)4月に健康上の理由から引退。徳川の最後のレギュラー番組となった。奥野は1968年(昭和43年)、サトウは1973年(昭和48年)、渡辺は1978年(昭和53年)、近藤は1979年(昭和54年)に死去している。 長寿番組であったが、1982年3月28日に放送を終了した。片柳忠男は1985年(昭和60年)に死去した。 放送データ
主な出演者ビブリオグラフィ
脚注
関連項目
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