昔昔亭桃太郎
昔昔亭 桃太郎(せきせきてい ももたろう、1945年5月20日 - )は、落語芸術協会所属の落語家。長野県小諸市出身。本名∶柳澤 尚心。出囃子∶『旧桃太郎の唄』。 来歴1969年4月、二ツ目昇進し「とん橋」と改名。1972年、「笑橋」と改名。 1981年10月、真打昇進。「三代目昔々亭桃太郎」と改名。昔々亭桃太郎を名乗った落語家が何人いたか正確な数は不明だが、本人は「初代は鬼が島に行った人で、自分は三代目」と発言している[1](落語芸術協会のホームページや、本人のサインでは三代目となっている)。1987年、画数のため「三代目昔昔亭桃太郎」と改名。 人物寄席の客からの通称は「桃ちゃん」。主に新作落語を得意とし、そのユーモラスな内容と斬新な語り口で人気を博す。マクラでは、ダジャレで締める小咄(「山の遭難」「くさい芸人」「野球中継」など)をいくつか繰り出すのが通例となっている。大の巨人ファンでもあり、枕に野球のネタを織り込むこともある。 座布団の横に湯飲み茶碗を置くことが多い。一度口を湿らせたあと、「せこい茶碗だね、これじゃ田舎の田植えだよ」とぼやくギャグを繰り出す(ただし多くの場合、茶碗は自分で持参したものである)。 弟弟子の春風亭昇太などとの二人会も行っている(以前は三遊亭白鳥との二人会「桃白鳥」なども行った)。風貌が漫画家の赤塚不二夫や柳家さん喬に似ていて、自身もよくマクラなどでネタにする。 60年代前後の歌謡曲に造詣が深く、「歌謡曲を斬る」という得意ネタもある。さらに2018年現在、自身は「ルイジアナ・ママ」(飯田久彦)などを歌い、弟子(弟弟子も含む場合もある[2])や若手にツイストを踊らせる余興を一席の後に披露することがある。 石原裕次郎ファンで「裕次郎物語」と言う得意ネタもある。 愛読書は「課長島耕作」。 ブルドッグ好き。 ビートルズファン。師匠の五代目春風亭柳昇の在りし日、師匠から吉祥寺で月一でやっていた落語会に出てくれと依頼された事があり、引き受けた。しかし、落語会の3日前に買っていたポール・マッカートニーのライブチケットを見たら公演日が落語会と同じ日であった。桃太郎は「ポールは10年に一度しか見れないが吉祥寺の落語会は月一でやってるから良いか」、とポール・マッカートニーのライブを選び、柳昇に電話して「師匠すみません。落語会に出ると言ってましたが、落語会の日、ポール・マッカートニー見に行くので落語会は代わりの芸人さんにお願いします」と断った。柳昇は承知した。しかし後日、弟弟子から電話で「師匠が怒ってましたよ。「桃太郎の奴、私の落語会断ってポール牧見に行きやがった」って」と言われて言い訳するのが馬鹿馬鹿しくなった事がある。 芸歴
役職
得意とする主な新作落語
など
CDCD
一門弟子直弟子
廃業
脚注注釈出典
関連項目
外部リンク
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