新田 純一(にった じゅんいち、1963年5月8日[1] - )は、日本の俳優、歌手。東京都立川市出身[1]。血液型はB型。所属事務所はジェイアンドティー。本名・筒井純一[2]。父はトランペット奏者のビン筒井[3]。
経歴
友人が応募したのがきっかけで出場したフジテレビのオーディション番組『君こそスターだ!』で審査員特別賞を受賞(この時のグランドチャンピオン大会優勝は津留崎健)。この時期にジャニーズ事務所からスカウトを受けたが[注釈 1]、父の「まずは勉強するべき」との判断で日本テレビ音楽学院に通う[4]。
新栄プロダクションに所属し芸能界入り。なお、芸名の「新田」は新栄プロダクションの「新」と同プロ副社長(当時)の山田太郎の「田」とを合わせて付けられた[5]。
1981年、NHK『レッツゴーヤング』で「サンデーズ」のメンバーとしてデビュー[6]。翌1982年、キングレコードから「Hop・Step・愛(LOVE)」で歌手デビューした。「花の82年組」の一人で当初はアイドル歌手として活動し、「たのきんトリオのライバル」として人気を得た。近藤真彦に似ていているとよく言われたため、事務所が近藤との差別化を図り、やんちゃな感じとは違う可愛らしいイメージ作りをしていたという[7]。
その後21歳で俳優に転身し、様々なドラマや舞台(主に時代劇)に出演。
空手3段で、2002年6月には格闘技イベント「IKUSA」旗揚げに初代プロデューサーとして参加。第1回大会には自身も選手としてリングに上がり、ムエタイ9冠王のチャモアペット・チョーチャモアンとエキシビションマッチを行った[8]。2011年2月5日には谷山ジム主催「ビッグバン〜統一への道〜 其の四」で山本優弥とのエキシビションマッチを行った[9]。
2006年に25年ぶりの新曲となるマキシシングル「GRACE」をリリース。
2016年頃から健康的に断食を行うファスティングを本格的に始め、2020年に芸能人で初めてエキスパートファスティングマイスターの資格を取得。ファスティングのスクール「ファスティングマイスター学院」の顧問に就任し、ファスティングの指導者としても活動している[10]。
2021年にYouTubeチャンネル「新田純一チャンネル」を開設[11]。
人物
特技は、狂言、ピアノ、ドラム、空手(3段)[1]。
『君こそスターだ!』の予選では好きだった松崎しげるの『私の歌』や『愛のメモリー』、グランドチャンピオン大会ではばんばひろふみの『SACHIKO』を歌唱した[12]。
歌手のひろえ純と結婚し2人の娘を持ったが2001年に離婚した[13]。娘に山口ひかりがいる[13]。その後、八代亜紀と共演した現場で知り合った八代の専属ヘアメイクの女性と事実婚(お互いに離婚を経験し子供もいたことから事実婚を選択)のパートナーとなり、約20年の事実婚状態を経て2023年5月8日、自身の還暦を祝うゴルフコンペの表彰式で公開プロポーズし再婚。八代が婚姻届の保証人の一人となった[14][15]。
八代とは公私ともに親しい関係で、弟分として可愛がられていた。2023年12月30日に八代が死去した際も最期を看取っている[16]。
出演
テレビドラマ
映画
Vシネマ
- どチンピラ20 魅惑のコギャル天国(1997年)
- サギ師一平3(2000年)
- 侠宴 〜実録・阿形充規の半生〜(2009年)全2作 - 義龍会副会長 三宮連司(龍豊会幹部→義龍会副会長)
舞台
バラエティ番組
ラジオ
- ムーンラウンジ八代(2021年4月5日 - 2024年3月25日、ラジオ日本) - 八代亜紀と共演→ソロパーソナリティー
- 八代亜紀さん“想い出通り”(2024年4月1日 - 、ラジオ日本)
CM
ディスコグラフィ
シングル
# |
発売日 |
A/B面 |
タイトル |
作詞 |
作曲 |
編曲 |
規格品番
|
1
|
1982年 3月21日 |
A面 |
Hop・Step・愛
|
三浦徳子
|
武谷光
|
松井忠重
|
K07S-281
|
B面 |
ローリング・サマー
|
2
|
1982年 7月21日 |
A面 |
サマーセクシー |
馬飼野康二 |
萩田光雄
|
K07S-310
|
B面 |
すっかりチャーミング・レディー |
網倉一也 |
松井忠重
|
3
|
1982年 9月21日 |
A面 |
ハニーハニーSunshine Girl |
大沢誉志幸 |
岡田徹
|
K07S-335
|
B面 |
Heartにタッチ・ダウン
|
大沢誉志幸 |
白井良明
|
4
|
1983年 1月21日 |
A面 |
彼女のStory
|
三浦徳子 |
芹澤廣明 |
若草恵
|
K07S-371
|
B面 |
君にドライブ |
大沢誉志幸 |
岡田徹
|
5
|
1983年 6月21日 |
A面 |
パンドラの箱 |
尾関昌也 |
尾関裕司 |
馬飼野康二
|
K07S-395
|
B面 |
メチャメチャむなしい |
三浦徳子 |
芹澤廣明 |
矢野立美
|
アルバム
オリジナル・アルバム
- 1. 「ハート・ブレイカー」(1982年6月21日/K28A-261)
- Hop・Step・愛
- 作詞:三浦徳子/作曲:武谷光/編曲:松井忠重
- 勇気Ring Ring
- 作詞:森由里子/作曲:みうらとしかず/編曲:松井忠重
- Child Lady
- 訳詞:榊みちこ/作曲:Phil Seymour/編曲:松井忠重
- ※原曲歌唱:フィル・セイモア
- はんぱな俺だけど
- 作詞:岡田冨美子/作曲:城賀イサム/編曲:若草恵
- グッバイ・ガール
- 作詞:神田広美/作曲・編曲:松井忠重
- Heart Breaker
- 作詞:三浦徳子/作曲・編曲:若草恵
- ローリング・サマー
- 作詞:三浦徳子/作曲:武谷光/編曲:松井忠重
- So Long
- 作詞:松本礼児/作曲:美樹克彦/編曲:若草恵
- Hot Love
- 訳詞:神田広美/作曲:Nikki Richards/編曲:松井忠重
- ※原曲歌唱:ニッキー・リチャーズ
- 小さな星のうえで
- 作詞:麻実陽子/作曲:ミッキー吉野/編曲:松井忠重
- 2. 「ロンリー・ハート」(1982年10月21日/K28A-352)
- ハニーハニーSunshine Girl
- 作詞:三浦徳子/作曲:大沢誉志幸/編曲:岡田徹
- Pop Story
- 作詞:三浦徳子/作曲:網倉一也/編曲:若草恵
- サマーセクシー
- 作詞:三浦徳子/作曲:馬飼野康二/編曲:萩田光雄
- 避暑地のメリー
- 作詞:伊達歩/作曲:ジョニー大倉/編曲:中島正雄
- すっかりチャーミング・レディー
- 作詞:三浦徳子/作曲:網倉一也/編曲:松井忠重
- ガラスのジェネレーション
- 作詞・作曲:佐野元春/編曲:中島正雄
- ※原曲歌唱:佐野元春
- Heartにタッチ・ダウン
- 作詞・作曲:大沢誉志幸/編曲:白井良明
- 8月のジングルベル
- 作詞:茅野遊/作曲:みうらとしかず/編曲:矢野立美
- Lonely Drive
- 作詞:柳川英巳、麻実陽子/作曲:大沢誉志幸/編曲:中島正雄
- Sweet Stadium
- 作詞:三浦徳子/作曲・編曲:佐藤健
ライブ・アルバム
- スパークリング・ライブ(1983年6月5日/K28A-399)
ベスト・アルバム
- 新田純一 パーフェクト・ベスト(2010年7月7日/KICS-1590)
脚注
注釈
- ^ ジャニーズ事務所から「学園ドラマに出てもらって、3人組で売ろうと思っている」と言われたことから、後のたのきんトリオの一員となる可能性があったという。週刊女性PRIME
出典
- ^ a b c d e http://www.art-square.info/jt/prof.html
- ^ 新田純一オフィシャルブログ
- ^ コトバンク
- ^ 週刊女性2023年7月25日号
- ^ 週刊テレビ番組(東京ポスト)1983年6月17日号「芸名由来記」54頁
- ^ 「時代劇の舞台、勉強になります」新田純一…元気です ZAKZAK 2005/06/04
- ^ 花の82年組・新田純一が語る“マッチ似”のアイドル時代と還暦婚からライフワークまで「デビュー41年目の今が最高に充実」
- ^ IKUSA 6.16 麻布十番
- ^ 【ビッグバン】城戸康裕がダウンを奪って完勝「K-1チャンピオンに返り咲く」 格闘技ウェブマガジンGBR 2011年2月5日
- ^ 80年代アイドル・新田純一「食べたいから食べない」ファスティングのすすめ
- ^ 新田純一チャンネル
- ^ 新田純一チャンネル
- ^ a b 新田純一の娘・山口ひかりが頸椎損傷で半身まひ 2011/3/1-06:01 スポーツ報知
- ^ 花の82年組元アイドル新田純一 還暦バースデー再婚 20年の事実婚経て「けじめをつけたいと思った」
- ^ 新田純一 還暦でケジメ再婚 婚姻届提出 大物芸能人が保証人に…「大祝福していただいた」約20年事実婚
- ^ 八代亜紀さんお別れの会 新田純一「復帰すると思っていたので残念です」
関連項目
外部リンク