拡張プレイ
拡張プレイ (かくちょうプレイ) は、膣・肛門・尿道などを拡張する性的行為。SMプレイでよく見られる。 概要拡張プレイは、性行為の前段、特に肛門性交を行うための調教の一つである。通常性体験の少ない女性や男性は膣や肛門への挿入に対し痛みや不安を覚えることが多い。張形などを用い膣口や肛門を充分に拡張してから行為に及ぶことで、無用な痛みや外傷を与えずにすむ。心理的にも「性的使用に適した肉体にされてしまった」という被虐感を植えつけることが出来るのでSM的な観点から好まれるプレイである。肛門性交の愛好者は肛門への自慰行為とともに自力で行うことがある。また、膣や肛門を傷つけないように配慮するために医療系プレイの側面も持つ。 拡張方法膣口や肛門周辺の括約筋を開くことにより、より太いものを挿入する訓練を行う。
注意点膣口や肛門は敏感な粘膜なので乱暴な挿入は禁物である。細菌感染を防ぐために医療用のラバーグローブ(ラテックスタイプ)を用い、殺菌・消炎作用のある軟膏を塗布しながら行うことで、膣や肛門の炎症や化膿を抑えることができる。またリドカイン配合の局所麻酔作用のあるゼリーを塗布することで無用な痛みを抑えられる。バイブレーターや拡張棒を挿入する際はコンドームなどをかぶせ衛生面に配慮する。間違っても肛門に挿入した指や棒をそのまま膣口に挿入してはならない。 拡張が目的の場合は(特に肛門)激しい出し入れを行なわないこと。粘膜が炎症を起こし、腫れる、痛みが残る、など良いことは無い。また痔や脱肛の原因ともなるので充分な配慮が必要である。 また肛門刺激は便意を催させるので、拡張前は浣腸しておくことが一般的である。 俗説と迷信子どもを生んだ女性は出産後膣が伸びて性交時に男性の快感が薄れると言われている。俗にシマリが悪くなるというこの話から、ポルノ小説や成人向け漫画などで膣口も肛門も拡張の結果、元に戻らないと描写されることがあるが、数ヶ月以上拡張行為を行なわずに普通の生活をしていれば充分にもとに戻る(括約筋を損傷した場合は別)。 また、太いものの挿入に慣れてしまえば細いものの挿入で快感を得られない、と言う考えが根強いが、それは刺激に対する精神的な慣れであり肉体的な器質の問題ではない。拡張により緩やかに刺激を受け続けることで痛覚や圧迫感は麻痺していくものである。 女性であれば膣内にポルチオ性感があるために、奥に届く長ささえあれば快感は得られると言われている。男性であれば肛門内に前立腺があるため開発さえすれば性的快感を得られるとも言う。 関連項目 |
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