或る殺人
『或る殺人』(あるさつじん 原題:Anatomy of a Murder)は、1959年制作のアメリカ合衆国のサスペンス映画。 ロバート・トレイヴァーの1957年の小説『錯乱』(原題:Anatomy of a Murder)をオットー・プレミンジャー監督、ジェームズ・ステュアート主演で映画化した。モノクロ作品。 第32回アカデミー賞6部門にノミネート、第25回ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞(ジェームズ・ステュアート)と脚本賞(ウェンデル・メイズ)、第20回ヴェネツィア国際映画祭 男優賞(ジェームズ・ステュアート)、第2回グラミー賞 映画・テレビサウンドトラック部門(デューク・エリントン)を受賞した。 2012年、アメリカ国立フィルム登録簿に登録された[2]。 ストーリー
ポール・ビーグラーはミシガン州検事を辞め弁護士に転じたものの、依頼がほとんどなく、魚釣りをして日々を悶々と過ごしていた。 そんなある日、彼は親友のパーネルからローラ・マニオンという女性を紹介される。ローラの夫で陸軍中尉のマニオンは、妻をレイプしたバーニーという男を射殺する事件を起こして起訴されていた。ローラは夫の弁護を依頼してきたのだ。 早速裁判が始まるが、検察側は中央から派遣されたベテラン検事ダンサーが担当、彼はローラが挑発的な女であるとして、次々と有力な証拠や証人を出し、ポールを追い詰める。ポールも負けずに証拠を集め、何とか無罪に持ち込もうとする。 キャスト
タブーだった言葉レイプが争点の内容だけに、当時の映画でタブーだった次の言葉が使われたことでも有名。
出典
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