彦山 (広島県)
彦山(ひこさん)は、広島県福山市にある標高430.1mの山である。山頂には備後地区基幹局である福山デジタルテレビジョン中継局などの放送設備がある。 概要広島県内に17ある一等三角点の山の1つである。福山市街の西部に位置し、葛城山(420m)や熊ケ峰(438m)と並んで沼南アルプスと呼ばれている。 放送送信設備福山市中心部でテレビ放送が開始されたのは1964年7月1日であるが、テレビ送信所はNHK広島放送局(当時のNHK尾道放送局)、中国放送(RCC、当時のラジオ中国)、広島テレビ放送(HTV)のいずれも蔵王山中腹に設置したが、岡山・金甲山局の他、尾道・高見山局と同じ放送チャンネルを使用しているため混信障害が発生し、良好に受信できる地域は極一部に限られた。そのため、アナログ放送の福山西中継局を1978年1月19日に新設(混信対策により全局垂直偏波)。以降、当中継局にアンテナを向ける世帯が増加した。なお、当局及び隣県笠岡中継局同士では、スピルオーバー対策[要出典]も取られている。両者揃って全局垂直偏波の上、笠岡側では、施設から東方向のみ電波が飛ぶように指向性が掛けられているため、福山市ではテレビ東京系列・テレビせとうちの直接受信は困難となっている([1])。 地上アナログテレビ放送の備後地区基幹局は高見山に設置されたが、地上デジタルテレビ放送においては福山市内の当山に設けられることになり、既存の福山西中継局の近くにデジタル放送用の送信塔を一塔建設した。 尾道駅前芝生公園からも彦山とその放送設備が直視できる他、尾道の旧市街地や高見山のある向島では彦山にアンテナを向けても良好に受信できる場合が多い。 地上デジタルテレビジョン放送
地上アナログテレビジョン放送
FMラジオ放送
マルチメディア放送
脚注
外部リンク
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