弦楽四重奏曲第2番 (シマノフスキ)弦楽四重奏曲第2番作品56は、カロル・シマノフスキが1927年、タトラで作曲した弦楽四重奏曲。 解説フィラデルフィア音楽財団のコンクール参加作品として作曲されたが、シマノフスキは入賞を逃し、バルトークの弦楽四重奏曲第3番とカセルラのセレナードが賞を獲得した。初演は1929年5月14日、ワルシャワ音楽院にてワルシャワ弦楽四重奏団により行われた。フランス初演は同年11月12日、パリにてクレトリー四重奏団により行われた。この曲は第1番で入れる予定だったフーガを第3楽章に持ってくるなど、古典様式と繋がっているものの、スターバト・マーテル等で培った新しい旋律とも似通っている。民族音楽を基にした動機は独自な様式で組み入れられている。 楽曲構成
その他第2楽章は日本の音楽ユニットであるALI PROJECTの楽曲「処女懐胎、あるいは白骨塔より少女達は飛翔する」のイントロに引用されている。 参考文献 |