広島市立基町小学校
広島市立基町小学校(ひろしましりつ もとまちしょうがっこう)は、広島市中区基町にある公立小学校。 概要広島市中心部の基町に位置し、創設以来、韓国籍、朝鮮籍の児童が多く在籍している[1]。近隣の公営住宅(市営基町高層アパート・県営住宅など)に住む児童が多く、中国残留孤児の家族が多く住み着いた地域にある[2]。また日本への留学生の子女も多く通い、全校児童の3割以上が帰国・入国児童となっており[2][3]、中国人児童が最も多く通う小学校となっている[4]。近年は住民の高齢化が進んできており、市内の小学校にもかかわらず児童数が少ない[5]。 基町小学校の学区は全域が広島市立幟町中学校の学区に入るため、公立中学校に進学する際は幟町中学校になる。(学校選択制により他の中学校を選ぶことも出来る) 本校には被爆エノキの像が置かれており、世界各地から修学旅行生や留学生などが平和学習のために訪れる。 現在、広島市の方針で児童数の少ない小学校を近隣校へ統合する計画案があり、本校も広島市立白島小学校への統合計画が持ち上がっているが、地域住民及び卒業生は統廃合に強く反発している[5]。 沿革
特徴的な活動広島への原子爆弾投下がされた際に広島第2陸軍病院の庭にあった被爆エノキを守る運動を1979年から始めた[8]。1984年の台風10号で枝が折れるなど、傷んだエノキは翌1985年芽吹いたが、1989年枯死し、同年二世となる樹木が植樹された。1996年には被爆エノキの像が作成されている。 1982年、1984年から1989年まで発明協会から児童生徒発明工夫展学校賞[9] を受賞。 中国帰国子女教育研究校に文部省より平成3年度から平成10年度まで指定を受けるなど国際理解教育を行っており、2008年度には7カ国から来た児童が学んでいた[10]。1994年に博報堂から国際理解教育部門で博報賞を受賞[1]、2006年には日本ユネスコ協会から学校部門の奨励賞を受賞している[11]。 周辺
交通アクセス
関連項目脚註
外部リンク
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