岩舘電気
岩舘電気株式会社(いわだてでんき)は、岩手県盛岡市に本社を置く電気工事会社。岩館電気は誤用。 概要戦後間もなく創業した、岩手の電気工事会社。テレビコマーシャルのインパクトのため、岩手県内での知名度は高い[1]。売り上げのうち公共事業の電気設備工事が大部分を占めるが、電気通信設備工事や光通信設備工事にも事業を拡げており、民間の工事は規模の小さなものから大きなものまで広く扱う。 2011年3月11日に起きた東日本大震災では、沿岸部で被災した岩手県電気工事業工業組合の支部に支援物資を届けた。本業の公共事業は工期の延期や入札延期で影響を受けた[2]。 沿革
テレビコマーシャル電気工事業としては日本で初めて、テレビでコマーシャルを放送した。スポットCM放送は1965年から放送され、CMソングは1972年より放送されている[1]。なお、コマーシャルのインパクトのため県内での知名度は高く、地方コマーシャルを取り上げるフジサンケイグループ広告大賞の地方CM大賞で2006年度第21回大賞を受賞[3]し、地方CMを集めたDVDソフトに収録されている[4][5]。岩手では地方CM大賞が放送されていないため、めんこいテレビの社員が無断で応募したところ大賞を受賞してしまい、受賞後に放送された内容が岩舘電気に知らされた。受賞したCMは工事服にヘルメットを被ったアニメの男女が肩を組んで肩を揺らすバージョンのもので、1995年頃から2016年末まで放送されていた。オリジナルのテレビコマーシャルの作詞は初代社長の平野正喜が行い、これにボッカ(牧歌)という名前のスナックのオーナーの畠山信也(のぶや)が簡単でインパクトが強く、且つ下品にならない事を意識してメロディーをつけた[1]。畠山は社長の友人で元社員でもあり、岩舘電気に勤務している際は資材部長を務めた。戦時中は日本陸軍の音楽隊に所属していてピアノとサックスができ、土日ジャンボ市の作曲もしている。畠山はボッカレコードというレーベルを作り、岩舘電気のレコードを出した。 CMソングの歌詞は3番まであり、会社紹介のパンフレットで確認できる。CMで歌われているのは1番だけだが、県内の認知度は高く、ご当地ソングとして来県したアーティストに歌われることがある。 脚注
外部リンク |
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