岡山県道290号上稲木東江原線(おかやまけんどう290ごう かみいなぎひがしえばらせん)は、岡山県井原市南部地域を東西に走る一般県道である。
概要
井原市南部地域を東西に走る。
路線データ
歴史
路線状況
車線数は1.5‐2車線。木之子町の一部区間では1.5車線となっている。1.5車線区間では、大型車の離合には苦渋するものの、普通車同士の離合には大きな支障はない幅員は確保されている。また、2車線化に向けた拡幅が計画されている他、2車線化が完了している区間の大半では、歩道が未設置のままで暫定供用させている形のため、歩道の整備も計画されている。
通称
- 道路種別上は農免道ではないが、田園地帯を抜ける道路であることから、地元民に呼称されている。
重複区間
- 匠池三差路交差点改良工事により、岡山県道・広島県道3号井原福山港線との接続交点が上稲木町から下稲木町に移転しても起点は上稲木町のままであるため、わずかながら重複区間が生じている。
道路施設
橋梁
- 下稲木橋(井原市下稲木町)
- 馬越橋(うまこしばし、井原市木之子町‐井原市東江原町)
- 小田川に架かる橋。延長140 m、幅員9.8 m[2]。橋名は、後月郡木之子村(当時)の出身で日本のビール王と呼ばれた馬越恭平の寄贈によって建設されたことに由来[注釈 2] 当時の橋は現在の橋の下流にあった。現在の車道橋は岡山県が1989年(平成元年)から総事業費約6億1,300万円をかけて建設し、1992年(平成4年)3月22日に開通。この開通を記念して、木之子町側の橋のたもとには、旧馬越橋の記念碑が設けられている[3]。
並行する旧街道
- 備後福山城下(現:広島県福山市の中心部。)と備中荏原(現:井原市東江原町。)の山陽道(西国街道、現:旧山陽道。)を結んでいたとされる道で、現在の福山市坪生町から井原市に入り、本県道と並行して旧山陽道に接続する。
地理
通過する自治体
交差する道路
沿線
脚注
注釈
出典
- ^ a b 『岡山県統計年報』内、『道路現況調』県道路整備課(岡山県庁)。
- ^ 『岡山県統計年報』、橋梁延長の頁。
- ^ 『広報 いばら』 第514号、井原市役所、1992年(平成4年)4月、6頁。
参考文献
- 『岡山県公報』、岡山県庁。
- 『岡山県統計年報』、岡山県庁。
- 『広報 いばら』、井原市役所。
- 沿線地域の郷土資料 各種
- 道路地図 各種
関連項目
外部リンク