山羊座の友人
『山羊座の友人』(やぎざのゆうじん)は、乙一による日本の短編小説。2011年9月に『ファウスト』(講談社)vol.8で掲載された。2015年6月、短編集『メアリー・スーを殺して』(朝日新聞出版)に収録。2014年10月より漫画版が連載された。 あらすじ男子高校生・松田ユウヤの家のベランダには、落ち葉に交じって不思議な物が風に乗って流れ着く。漂流物の中にはオーパーツや生きた子犬、存在しない暦のアルバムなど、異世界から迷い込んだようなものまであった。9月25日木曜の朝、松田はベランダで「10月2日」付の新聞の切れ端を見つける。 松田のクラスメイト・本庄ノゾミは不思議なベランダに興味を持ち、松田とよく漂流物のことを話していた。松田の学年には金城アキラという凶悪な不良がいて、若槻ナオトという他の男子生徒に対し凄惨ないじめを行っていた。金城には女性への暴行を仄めかすような噂もあり、他の生徒たちは金城を恐れ、誰も若槻を助けようとはしなかった。 夜、松田は買い物から帰る途中に若槻から声をかけられる。軽い会話の後、若槻は松田に対して金城を殺したことを仄めかし、2人は別れようとする。しかし、松田は若槻の命を救うことを決心し、行動を共にする。朝に松田が見つけた「10月2日」付の新聞には、9月25日に松田の暮らす市で同じ年の少年が殺されること、10月2日までに殺された少年の同級生が殺人容疑を認め自殺することが書かれていた。 登場人物主要人物
その他の人物
用語
刊行情報
漫画版『少年ジャンプ+』(集英社)2014年10月18日 - 2015年4月25日にミヨカワ将によるコミカライズが毎月更新で連載された。全7話。2015年6月にジャンプ・コミックス(集英社)から単行本が刊行された。売上は好調で重版もされた[1]。 連載終了後の2015年6月5日から26日まで、コンテンツ配信プラットフォーム「cakes」(ピースオブケイク)で再配信された[2]。その際、各話に『少年ジャンプ+』では無かったサブタイトルが付けられた。 書誌情報
関連項目脚注
以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。 外部リンク |
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