屈巣沼屈巣沼(くすぬま)[1]は、埼玉県鴻巣市(川里地区)に所在していた沼である。 概要この屈巣沼はかつて現在の鴻巣カントリークラブ(ゴルフ場)や川里中央公園周辺に所在していた自然沼であった。沼の北側周辺には北北西より南南東へと野通川が流下しており、屈巣沼の東方にて屈巣沼からの悪水堀が野通川へと流下していた。この沼は江戸期の1728年(享保13年)に井沢弥惣兵衛を中心として掘り上げ田(ホッツケ)として開発され、昭和後期まで水田(湿田)として利用されてきた。また掘り潰れ(掘割)では早い時期から漁業が営まれており、1906年(明治39年)の時点において「屈巣沼区画漁業組合」が存在していた。1976年(昭和51年)に屈巣沼および屈巣沼の掘り上げ田はゴルフ場として開発され、掘り上げ田は姿を消した。沼の小字は「網張」・「弁天」・「水尾堀」・「沼尻」などであった。なお、屈巣沼の一部は弁天池(資料によっては「弁天沼」とも[2])として川里中央公園内に所在している。 所在地
関連項目・周辺
脚注・参考資料
外部リンク
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