小豆島バス
小豆島バス株式会社(しょうどしまバス)は、かつて香川県小豆郡土庄町に本社を置いていた企業[1]。 かつては小豆島内で乗合バスおよび貸切バスを運行していたが、経営悪化から2010年3月に乗合バス事業を小豆島オリーブバスに移譲した。その後は貸切バスと定期観光バス1路線を運行していたが、2012年にバス事業から全面撤退した[2]。なおバス事業の廃業後も、法人としては存続している[1]。 概要大正期以来長年にわたり、バス事業者(通称「シマバス」)として島内の公共交通を担ってきたが、1980年代前半には、労使紛争が泥沼化してストライキが頻発した。 その後、利用者減少により赤字が続いていること、借入金が増え資金繰りが悪化したことなどから、同社は2009年6月に乗合バス事業から撤退の意向を表明[3][4]、これを受け、同社の乗合バス事業を継承するため、地元出資の新会社として同年11月に小豆島オリーブバスを設立[5][6]、2010年4月に乗合バス事業が小豆島オリーブバスへ移譲された。 その後、同社が運行していた貸切バスと定期観光バス、貨物運送事業は、同じく土庄町に本社を置き、小豆島内で主にタクシーを運行する小豆島交通株式会社[7]に、一部の車両とともに引き継がれた。 沿革
営業所(車庫)所在地バス事業貸切バス日野・セレガをはじめとする日野自動車製車両、三菱ふそう製車両を多数保有していた。小豆島オリーブバスに一部事業移譲後は、大型バス4台、小型バス4台を所有していた。 オリーブバスに移譲後の大型貸切車は、1台が小豆島交通へ移籍し、それ以外は土庄町が保有しスクールバスとして使用した。また、高松営業所所属車両の一部はグループ会社の香川相互観光バス株式会社へ移籍した。 定期観光バス定期観光バス「島めぐり観光バス」として、以下の路線を運行していた。バス事業撤退後、定期観光バスは小豆島交通に引き継がれている。
一般路線バス2010年3月をもって路線バスの運行を小豆島オリーブバスに移譲し、乗合バス事業から撤退した。乗合車は日野自動車製で統一し、ノンステップバスも積極的に導入していた。 ※土庄港はフェリーターミナル前発着。
その他の事業
関連会社
不祥事2007年11月から2008年3月までの間、路線バスの乗客数を水増しして補助金4,000万円を不正受給したとして、2014年11月に当時の社長・役員ら3人が詐欺罪容疑で逮捕された[12]。 脚注
関連項目外部リンク
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