小谷 賢 (こたに けん、1973年 9月 - )は、日本 の歴史学者 ・国際政治学者 。専門はイギリス 政治外交史、インテリジェンス 研究。博士(人間・環境学) (2004年)。日本大学危機管理学部 教授[ 1] 。
経歴
学歴
研究歴
受賞歴
2007年、第16回山本七平賞 奨励賞-著書『日本軍のインテリジェンス』に対して[ 4]
著書
単著
『イギリスの情報外交――インテリジェンスとは何か』(PHP研究所 [PHP新書 ], 2004年)
増訂版『日英インテリジェンス戦史――チャーチルと太平洋戦争』(早川書房 [ハヤカワ文庫 NF], 2019年)
『日本軍のインテリジェンス――なぜ情報が活かされないのか』(講談社 選書メチエ, 2007年)
『モサド ――暗躍と抗争の六十年史』(新潮社 [新潮選書 ], 2009年)
増補版『モサド――暗躍と抗争の70年史』(ハヤカワ文庫NF, 2018年)
『インテリジェンス――国家・組織は情報をいかに扱うべきか』(筑摩書房 [ちくま学芸文庫 ], 2012年)
『インテリジェンスの世界史――第二次世界大戦からスノーデン事件まで』(岩波書店 [岩波現代全書 ], 2015年)
改訂版『教養としてのインテリジェンス――エピソードで学ぶ諜報の世界史』(日経ビジネス人文庫, 2024年12月)
『日本インテリジェンス史――旧日本軍から公安、内調、NSCまで』(中央公論新社 [中公新書 ], 2022年)
英文著作
Japanese Intelligence in World War II , Osprey Publishing, 2009.
Daniel Marston (ed.) The Pacific War Companion: From Pearl Harbor to Hiroshima , Osprey Publishing, 2005. - 共著
Philip Davies (eds.) Intelligence Elsewhere: Spies and Espionage outside the Angloshpere , 2012. - 共著
Rober Dover (ed.) Routledge Companion to Intelligence Studies , 2013. - 共著
Takashi Inoguchi (ed.) The SAGE Handbook of Asian Foreign Policy , 2019. - 共著
Gred Kennedy (ed.) Defense Engagement since 1900 - Global Lessons in Soft Power , 2020. - 共著
訳・監訳
マーク・マゼッティ『CIAの秘密戦争』 池田美紀訳(早川書房, 2016年/ハヤカワ文庫NF, 2017年)。監訳・巻末解説
ロネン・バーグマン『イスラエル諜報機関暗殺作戦全史』(早川書房(上下), 2020年)。監訳・巻末解説
リチャード・J・サミュエルズ 『特務―日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史』(日本経済新聞出版 、2020年)
共著
『世界のインテリジェンス――21世紀の情報戦争を読む』(PHP研究所, 2007年)。他6名との共著
『日本と日本軍の失敗のメカニズム 間違いはなぜ繰り返されるのか』(中央公論新社, 2013年)。他9名との共著
『国際政治史における軍縮と軍備管理』(日本経済評論社 , 2017年)。他7名との共著
『日本近現代史講義――成功と失敗の歴史に学ぶ』(中公新書, 2019年)。他14名との共著
『禁忌の兵器――パーリア・ウェポンの系譜学』(日本経済評論社, 2020年)。他12名との共著
『アジアをめぐる大国興亡史1902-1972年』(PHP研究所, 2020年)。他11名との共著
共編著
中西輝政『インテリジェンスの20世紀――情報史から見た国際政治』(千倉書房 , 2007年、増補版2012年)
情報史研究会編『名著で学ぶインテリジェンス』(日本経済新聞 出版社〈日経ビジネス文庫〉, 2008年)。会の代表[ 注釈 1] 。メンバーは「ヴェノナ 」の訳者でもある。
論文
「システムの衰微するとき――ウィーン体制の脆弱性とクリミア戦争」『社会システム研究』3号(2000年)
「イギリス情報部の対日イメージ 1937-1941――情報分析と現実とのギャップ」『国際政治』129号(2002年)
「日本海軍とラットランド英空軍少佐――1930年代における日本海軍の諜報活動とイギリス情報部」『軍事史学』38巻2号(2002年)
「サッチャー外交の形成過程――第一次サッチャー政権(1979-1983)とローデシア、フォークランド問題」『社会システム研究』6号(2003年)
「1941年2月の極東危機とイギリス情報部」『軍事史学』39巻1号(2003年)
「イギリスの外交戦略とインテリジェンス――南部仏印進駐問題とイギリスの対応を例に」『国際安全保障』31巻3号(2003年)
"Could Japan Read Allied Signal Traffic?: Japanese Codebreaking and the Advance into French Indo-China, September 1940", Intelligence and National Security , vol. 20, no. 2(2005).
「戦略決定におけるインテリジェンスの役割」『年報戦略研究』3号(2005年)
"Japanese Intelligence and the Soviet-Japanese border conflicts in the 1930s"(『戦史研究年報』第11号 2008年3月)
「日中戦争における日本軍のインテリジェンス」(研究ノート:軍事史学編『日中戦争再論』錦正社 2008年3月)
「日本軍とインテリジェンス—成功と失敗の事例から」(『防衛研究所紀要』 第11巻1号 2008年11月)
「スエズ危機におけるイギリスの政策決定過程と外務次官事務局(PUSD)」(『国際政治』第160号 2010年3月)
脚注
注釈
出典
日本大学研究者情報システム
外部リンク