小名浜道路(おなはまどうろ)は、福島県いわき市泉町下川字大剣から同市山田町和久にかけて計画されている都市計画道路である。福島県道20号いわき上三坂小野線の一部として建設される[1]。
概要
福島第一原子力発電所事故の避難解除等区域復興再生計画の一環として[2]福島県が戦略的に整備する「ふくしま復興再生道路」の1路線として位置づけられ[3][4]、2014年(平成26年)に都市計画決定された[5]。小名浜港から常磐自動車道への所要時間短縮による物流拠点としての機能強化のほか、地域の観光や復興支援を目的として計画された[6][7]。また、高速道路網が東日本大震災の発生から通行止解除までに要した期間の短さから自動車専用道路として整備することとなり[6]、2025年(令和7年)夏ごろの供用開始を予定している[8]。
路線データ
インターチェンジなど
道路施設
- 泉下川橋
- 仮称1号橋。いわき泉インターチェンジの本線跨道橋部分であり、福島県道20号いわき上三坂小野線を渡る。
- 仮称2号橋
- 仮称3号橋
- 全長:75.4m
- 形式:2径間連結PCポステンコンポ桁橋
- 添野大橋
- 全長:466.0m
- 幅員:12.0m
- 形式:7径間鋼連続非合成箱桁橋
- 施工:川田・宮地・協三特定建設工事共同企業体
- 竣工:2022年[12]
- 仮称4号橋。JR常磐線、福島県道55号常磐勿来線、二級水系渋川と周囲の市道を渡る。起点側はいわき添野インターチェンジの合分流に掛かっており、上り線側では流出路であるDランプ橋が分岐する。
- Dランプ橋
- 全長:126.311m
- 幅員:6.8m
- 形式:2径間連続非合成箱桁橋
- 施工:川田・宮地・協三特定建設工事共同企業体
- 竣工:2022年[13]
- 江畑平前橋
- 全長:213m
- 形式:3径間PC連続ラーメン箱桁橋
- 仮称5号橋。二級水系江畑川とそれに並行する市道を渡る。
- 常磐山田橋
- 全長:294m
- 形式:6径間鋼連続非合成少数鈑桁橋
- 仮称6号橋。当路線の本線橋梁で、常磐自動車道本線を渡る。
- いわき小名浜IC橋
- 全長:105.0m
- 幅員:14.01m
- 形式:2径間鋼連続非合成細幅箱桁橋
- 施工:横河ブリッジ
- 仮称7号橋。いわき小名浜インターチェンジ上り線側流出路の跨道橋として常磐自動車道本線を渡る。
- 仮称8号橋
- いわき山田インターチェンジから福島県道20号いわき上三坂小野線本線に至るランプ路の橋梁である、二級水系山田川を渡る。
- 仮称9号橋
- 全長:32.7m
- 幅員:11.5m
- 形式:PC単純ポステンバルブT桁橋
- 施工:アドマック[14]
- 仮称11号橋
- 全長:139m
- 形式:5径間連続プレビーム合成桁橋
- いわき添野インターチェンジから福島県道55号常磐勿来線へ向かうランプ路の橋梁である。
地理
通過する自治体
脚注
関連項目