富士クラシック
富士クラシック(ふじクラシック)は、山梨県南都留郡富士河口湖町にあるゴルフ場である。 概要「富士クラシック」は、山梨県東部の郡内地方、甲府市と接し富士山麓の標高1,200メートルと高く、富士五湖の河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の4湖が属し、富士山の景勝地が多く富士山がある風景100選では、町内だけで22ヶ所も選定されているそうした他所にはない恵まれたロケーションの所にある[1]。 1990年(平成2年)代前期、新たなゴルフ場の建設に向けて、建設用地の山梨県西八代郡上九一色村(当時)富士ヶ嶺地区に、コース設計をデズモンド・ミュアヘッドに依頼し、18ホール規模のゴルフ場の造成工事が着工され、 1995年(平成7年)10月1日、18ホールの造成工事が完了し、「富士中央ゴルフ倶楽部」として開場[1]。 コース設計家のデズモンド・ミュアヘッド(Desmond Muirhead)は、1924年(大正13年)に英国生、ケンブリッジ大学建築工学卒業後、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で造園学を学び、オレゴン大学で園芸学を学んだ[2]。代表作には、「ミッションヒルズ・カントリークラブ」(カリフォルニア州、1972年(昭和47年)開場)、「ミュアフィールドビレッジ」(オハイオ州、1974年(昭和49年)開場)などがある[2]。ミッションヒルズカントリークラブは、女子のメジャートーナメント「クラフトナビスコ選手権」の舞台で、ミュアフィールドビレッジは、世界ベストコースのトップランクのコースである[2]。 日本での設計は、「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」(栃木県、1975年(昭和50年)開場)のニューコースは日本屈指の難コースとして知られている[2]。「新陽ゴルフ倶楽部」(岐阜県、1989年(平成元年)開場)、哲学的かつユニークなホール名称がつけられている[2]。「セゴビアゴルフクラブ イン チヨダ」(茨城県、1993年(平成5年)開場)、闘牛、芸術家ダリなどスペインをテーマしたコースである[2]。 コースは全てのホールから雄大な富士山望むことが出来る、「富士レイクサイドカントリー倶楽部」(1963年(昭和38年)開場)とともに、富士山に最も近いゴルフ場である[1]。葛飾北斎の浮世絵、富嶽三十六景をモチーフに各ホールに浮世絵図の名前がそれぞれつけられている[1]。3番ホールは「駿州江尻」、稲穂の波とフェアウェイのうねりが重なる、7番ホールは「うねりの富士」、フェアウェイに起伏がある、9番ホールは「身延川裏不仁」、グリーンへと続くフェアウェイが身延川である、16番ホールは「隠居」、17番ホールは「神奈川浪裏」、18番ホールは「登戸浦」などである[1]。 コースはフラットでフェアウェイがゆるやかにうねるリンクス風で、マウンドや池、バンカーを大胆に配置して戦略性を高めており、各ホールともフォローかアゲンストになることが多い[1]。グリーンは全体に大きくアンジュレーションがあり、オンしたからといって安心できない。富士山からの順芽を念頭においてパッティングしたい[1]。 所在地〒401-0338 山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺2-2 コース情報
クラブ情報
ギャラリー交通アクセス鉄道 道路 脚注関連文献
関連項目外部リンク
|