孝静夏皇后
夏皇后(かこうごう)は、明の正徳帝の皇后。孝静毅皇后(こうせいきこうごう)と諡された。 経歴応天府上元県の人。孝子として知られた夏儒と葉氏のあいだの娘として生まれる。正徳元年(1506年)、選抜されて後宮に入り、皇后に立てられた。父の夏儒は慶雲伯に封じられた。 正徳帝は放蕩恣睢な生活を送り、皇后をかえりみなかったが、多くの賞賜を与えた。正徳帝が崩じた際、男子も兄弟もなかったので、従弟の嘉靖帝が皇帝となった。夏氏は皇嫂(皇帝の従兄の嫁)として、荘粛皇后の尊号を受けた。嘉靖14年(1535年)正月、崩じた。 伝記資料
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