奥田 亜希子(おくだ あきこ、1983年10月13日[2] - )は、日本の小説家。愛知県出身、千葉県我孫子市在住[2][3]。
経歴・人物
愛知大学文学部哲学科卒業[4]。専攻は東洋哲学[1]。会社勤務(フリーペーパーを発行している会社・入社当時は営業職)を経て[5][1]、2013年(平成25年)『左目に映る星』(「アナザープラネット」を改題)で第37回すばる文学賞を受賞[6]。2022年、『求めよ、さらば』で第2回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞。
遠藤周作『沈黙』を読んだときに強い衝撃を受ける[5]。幼少期は父の仕事の都合で引越しが多く、「愛知の尾張旭市、埼玉県大宮市、京都府亀岡市、岐阜県揖斐川町、群馬県沼田市に住んだことがあり、14歳中学2年生の時に愛知県豊橋市に家を建てて住み始めた」と語っている[1]。
作品リスト
書籍
アンソロジー収録
- 「すぐそばの遙かなる地」 - 『ベスト・エッセイ2016』(光村図書出版、2016年6月)収録
- 「終末のアクアリウム」(書き下ろし) - 『行きたくない』(角川文庫、2019年6月)収録
- 「きみはアガペ」(『小説推理』2022年8月号) - 『ほろよい読書 おかわり』(双葉文庫、2023年5月)収録
- 「さよなら、エバーグリーン」 - 『キミの知らない恋の物語 ユレル 恋と家族』(汐文社、2024年2月)収録
雑誌掲載
- 左目に映る星(『すばる』2013年11月号)
- 川べり運転免許センター(『すばる』2014年3月号)
- 空に根ざして(『小説新潮』2015年1月号)
- 午前四時の肌(『すばる』2015年6月号)
- 五つ星をつけてよ(『小説新潮』2016年4月号)
- はじまりの名前(『すばる』2016年8月号)
- 理想のいれもの(『小説推理』2017年5月号)
- 真夜中のソーラーパネル(『小説推理』2018年3月号)
- 花入りのアンバー(『小説推理』2018年5月号)
- クレイジー・フォー・ラビット(『小説トリッパー』2018年夏季号、2018年6月)
- 君の線、僕の点(『小説推理』2018年9月号)
- ラストシューズ(『ミステリーズ!』VOL.92、2018年12月)
- 彼方のアイドル(『小説推理』2019年1月号)
- キャッチボール・アット・リバーサイド(『小説推理』2019年3月号)
- 砂に足跡(『ミステリーズ!』VOL.95、2019年6月)
- ブラックシープの手触り(『小説トリッパー』2019年夏季号、2019年6月)
- クラッシュ・オブ・ライノス(『小説トリッパー』2019年秋季号、2019年9月)
- ひとつになれない(『すばる』2020年1月号)
- 白井真澄はしょうがない(『ミステリーズ!』VOL.99、2020年2月)
- プリザーブド(『小説新潮』2021年3月号)
- イン・ザ・ロング・ロング・ラン(『オール讀物』2024年2月号)
脚注
関連項目