大阪府立白菊高等学校
大阪府立白菊高等学校(おおさかふりつ しらぎくこうとうがっこう)は、かつて大阪府堺市大仙町にあった公立高等学校。 概要当時大阪府内で唯一の衛生看護科を設置し、卒業と同時に准看護師の受験資格を取得できた学校だった。しかしいくつかの要因が重なり(後述)、2004年に廃校となった。 学校跡地には、2006年に大阪府立だいせん高等聾学校が開校している。 沿革大阪府で初の看護系高等学校として、1967年に開校した。開校当初は大阪市生野区勝山通8丁目(現・生野区勝山南3丁目)に校舎を設置し、大阪府立桃谷高等学校(通信制)および大阪府立大学工業短期大学部(夜間課程)と白菊高校の3校で校舎を共用していた。 1969年6月に堺市大仙町(現・堺市堺区大仙町)・大阪府立大学農学部跡地に移転することが決定し、1970年に堺市に移転した。1970年度は大阪府立大学農学部の旧校舎を使用し、1971年4月より同地に建設された新校舎での授業を開始した。 1970年より1979年まで専攻科を設置していたこともあった。
廃校の要因廃校の要因としては、以下の内容が挙げられる。
なお、廃校後の白菊高校の教育活動の受け入れ先として、大阪府教育委員会は、同時期に普通科から総合学科に改編した大阪府立堺東高等学校を位置づけ、ここに「医療・看護系列」を設定し、設備面でも看護実習棟の設置をおこなっている。しかし堺東高等学校総合学科の「医療・看護系列」では、高校在学中での医療・看護系職種の受験資格取得を目指しておらず、医療・看護系の大学、短期大学、専門学校進学を目指す授業科目設置である。「医療・看護系列」の科目を選択しても准看護師などの看護系職種の受験資格が得られるわけではない。 参考文献
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