大豊建設株式会社
DAIHO CORPORATION
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種類 |
株式会社 |
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市場情報 |
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本社所在地 |
日本 〒104-8289 東京都中央区新川1-24-4 |
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設立 |
1949年3月31日 |
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業種 |
建設業 |
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法人番号 |
3010001034869 |
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事業内容 |
土木建築工事他 |
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代表者 |
森下覚恵(代表取締役執行役員社長) |
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資本金 |
307億3,600万円(2023年3月31日現在) |
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発行済株式総数 |
1,808万株(自己株式を含む) |
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売上高 |
連結:1,560億5,000万円 単体:1,157億800万円 (2023年3月末日現在) |
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営業利益 |
連結:50億6,400万円 単体:25億5,100万円 (2023年3月末日現在) |
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経常利益 |
連結:50億5,400万円 単体:24億7,300万円 (2023年3月末日現在) |
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純利益 |
連結:29億1,400万円 単体:14億1,500万円 (2023年3月末日現在) |
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純資産 |
連結:731億7,900万円 単体:598億8,300万円 (2023年3月末日現在) |
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総資産 |
連結:1,703億5,900万円 単体:1,377億3,500万円 (2023年3月末日現在) |
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従業員数 |
連結:1,690人、単体:1,052人 (2023年3月末日現在) |
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決算期 |
3月31日 |
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会計監査人 |
有限責任あずさ監査法人 |
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主要株主 |
株式会社麻生(50.10%) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(7.45%) 住友不動産株式会社(4.80%) あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(1.75%) |
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主要子会社 |
株式会社森本組 大豊塗装工業株式会社 大豊不動産株式会社 進和機工株式会社 |
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外部リンク |
https://www.daiho.co.jp/ |
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大豊建設株式会社(だいほうけんせつ)は、東京都中央区新川に本社を置く総合建設業者(ゼネコン)である。2003年に民事再生法を申請した森本組(大阪市)のスポンサーとなったことでも知られる[1]。
特徴
旧満州国の豊満ダムの建設に参画した内務省の土木技術陣を中心とし、満州、台湾及び朝鮮等の外地で活躍した土木、建築技術者が集まり、資本金500万円をもって大豊建設株式会社を設立した[2]。社名の「大豊」は「豊満ダム」に由来する[3]。
「信頼に応える確かな技術」をモットーに、橋梁基礎など地下建造物の施工で用いるニューマチックケーソン工法や[4]、トンネルの外壁となるブロックをマシン内部で組み立てて壁を作りながら掘り進めるシールド工法[5]、防波堤などの水中構造物を作る為に用いられる、ドルフィン式作業台船上にてケーソンを製作するドルフィンドック工法など[6]、土木の特殊技術に強みを持つ[7]。
最近は不動産開発事業も行い、ハイネスコーポレーションと共同出資したマスターズコンフォート株式会社による高齢者向け分譲マンション事業[8]や、CBRE IMとの共同事業として延床3万5千坪のランプウェイ付きのマルチタイプの大型物流倉庫を展開している[9]。
また、木材を生産から加工、販売までを一気通貫で行う統合型最適モデルの総合林業事業会社であるMEC Industry(三菱地所グループ)に出資している[10]。
売り上げ構成は土木事業と建築事業が1:1となるような事業展開で、受注の官庁工事・民間工事の割合もほぼ同率である。これはマーケットの変動に応じて、土木の公共事業を強めたり、建築の民間工事を強めるなど、互いに支え合うことで、安定的な経営を行うためである。
海外事業
台湾、カンボジア、タイ、マダガスカルに営業所を持ち、関連会社にはタイ大豊株式会社とマダガスカル大豊株式会社を持つ[11]。鉄道や道路などの交通インフラから、病院・学校などの建築物を手がけている[12]。
2006年にマダガスカル南東部のフォールドファン近郊に埋蔵されるチタン鉱石を、ガリソン湾に積み出す岸壁水深17.4mの大規模な港を新設する「総合成長重点地区エホアラ港建設工事」を担当した[13]。当該プロジェクトは米国土木学会の下部組織であるCOPRIの2010年度「プロジェクト優秀賞」に選出され、2017年にはエホアラ港の風景が採用された1万アリアリ紙幣が発行された[14]。
技術研究所
技術研究所は大豊建設の技術の伝承と進化、新技術の研究開発を目的に、機材センター(茨城県稲敷郡)内に2020年に設立された[15]。研究所の建築にあたり、当初は鉄骨造を構想していたが、これからの社会を見据えた工法で建てるべきではないかという考えのもと、CLT材が導入された[16]。
研究所では、ニューマチックケーソンや泥土加圧シールドをはじめとする「大豊建設の得意技術の深化と進化」、および「新分野への応用と新技術への挑戦」「ICT技術との融合」の3つの軸で研究開発を行っている[17]。
研究内容
- ニューマチックケーソン沈下掘削管理システム
- ニューマチックケーソンの高精度の沈下掘削管理を実現するための掘削地盤形状自動計測システムと、ケーソン位置・姿勢自動計測システムから構成する「ニューマチックケーソン沈下掘削管理システム」の開発[17]。
- ニューマチックケーソン掘削シミュレータ
- ニューマチックケーソン工法における掘削機の操作体験と、訓練・指導に供することを主目的とした掘削シミュレータ「Pneumatic Caisson Virtual simulator」の開発[17]。
- ニューマチックケーソン自動掘削
- ニューマチックケーソンの現用技術と、前述の「ニューマチックケーソン沈下掘削管理システム」や「ニューマチックケーソン掘削シミュレータ」などの新技術、ICT技術を統合し、さらにAIなどの概念を取り入れた沈下掘削(排土を含む)の自動化に向けた技術開発[17]。
- シールドVR(仮想現実)体験システム
- シールド⼯法を実物⼤で体験することが可能なシールドⅤR(仮想現実)体験システムの開発[17][18]。
経営理念
- 「顧客第一」「創造と開拓」「共生」「自己責任」
- 社員が自己に誇りと責任を持ち、誠実に行動し、常に未来に向けて創造の精神と開拓する姿勢を持ち、企業として適正利潤を求めながら、総合力の発揮により、社会のそれぞれの地域に寄与し、その地域社会から真に信頼される良い会社であること、社員にとって夢のある会社であり続けることを目指す[19]。
- 【創立宣言】(内田弘四、1949年4月1日開業式より)
- ・営業性・政治性を過信せず、誠実と努力と技術力とを以て他を圧倒すること
- ・社内何人と雖も搾取する存在を許さず、信賞必罰を厳格に実施すること
事業所
- 本社
- 支店・営業所
- 技術研究所・中央機材センター
- 海外事業所
沿革
施工物件
歴代社長
- 竹田直和 (1949年 - 1951年)
- 菊谷義長 (1951年 - 1961年)
- 内田弘四 (1961年 - 1976年)
- 畑谷正実 (1976年 - 1984年)
- 内藤正 (1984年 - 1988年)
- 小林一明 (1988年 - 1990年)
- 菊地修 (1990年 - 1994年)
- 内田興太郎(1994年 - 2006年)
- 岡村康秀(2006年 - 2008年)
- 水島久尾 (2008年 - 2017年)
- 大隅健一 (2017年 - 2022年)
- 森下覚恵 (2022年 - 現在 )
関連会社
- 大豊塗装工業株式会社
- 大豊不動産株式会社
- 大豊アーキテクノ株式会社
- 進和機工株式会社
- 株式会社森本組
- タイ大豊株式会社
- マダガスカル大豊株式会社[28]
脚注
- ^ 日経クロステック(xTECH) (2004年4月1日). “大豊建設の子会社と森本組が92億円で営業譲渡契約”. 日経クロステック(xTECH). 2024年3月12日閲覧。
- ^ “大豊物語(沿革) | 会社案内”. 大豊建設. 2024年3月12日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL. “大豊建設ものがたり”. 産経ニュース. 2024年3月18日閲覧。
- ^ “ニューマチックケーソン 概要 | 土木事業 | 技術・ソリューション”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “泥土加圧シールド工法 | 土木事業 | 技術・ソリューション”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “ドルフィンドック(DD)工法 | 土木事業 | 技術・ソリューション”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “土木事業 | 技術・ソリューション”. 大豊建設. 2024年3月12日閲覧。
- ^ “『高齢者向け分譲マンション・マスターズマンション苦楽園 中楽坊』分譲受付開始のお知らせ”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “千葉県野田市に11.8万㎡の物流施設を開発 | お知らせ”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “MEC Industry株式会社 設立のお知らせ”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “事業所・海外事業所 | 会社案内”. 大豊建設. 2024年3月18日閲覧。
- ^ “海外事業 | 技術・ソリューション”. 大豊建設. 2024年3月12日閲覧。
- ^ “マダガスカル国において大規模港湾工事が完成”. 大豊建設. 2024年3月12日閲覧。
- ^ “マダガスカル共和国 新紙幣にエホアラ港の図柄採用”. 大豊建設. 2024年3月12日閲覧。
- ^ “技術研究所の開設 ~「新生大豊」として100年企業を目指す”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “「建築に木のぬくもりを」大豊建設が建築物の木質化に本腰 | 施工の神様”. 施工の神様 | 新時代の建設メディア (2021年8月6日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ a b c d e “技術研究所 | 技術・ソリューション”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “大豊建設/VRコンテンツで実物大シールドを体感、見学会や新入社員教材に – 日刊建設工業新聞”. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “経営理念 | 会社案内”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “大豊建設創立70周年 : 読売新聞オンライン”. yab.yomiuri.co.jp. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “技術研究所の開設 ~「新生大豊」として100年企業を目指す”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “大豊建設、麻生が子会社化 村上系は出資引き上げへ”. 日本経済新聞 (2022年3月24日). 2024年3月12日閲覧。
- ^ “大豊物語(沿革) | 会社案内”. 大豊建設. 2024年3月12日閲覧。
- ^ “アンダー・リバー - 大雨による水害から東京を守る幻の川”. アンダー・リバー - 大雨による水害から東京を守る幻の川. 2024年3月12日閲覧。
- ^ “『UNDER RIVER STORY』土木広報大賞2023【商業広告部門】優秀部門賞を受賞しました”. 大豊建設. 2024年3月29日閲覧。
- ^ kobayashi (2024年1月31日). “「土木広報大賞2023」選考結果 | 土木広報大賞”. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “マダガスカル国において大規模港湾工事が完成”. 大豊建設. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “関連会社 | 会社案内”. 大豊建設. 2024年3月12日閲覧。
外部リンク