多治見市モザイクタイルミュージアム
多治見市モザイクタイルミュージアム(たじみしモザイクタイルミュージアム、MOSAIC TILE MUSEUM Tajimi)は、岐阜県多治見市笠原町2082-5にあるモザイクタイルの博物館。 2016年(平成28年)6月4日に開館した。一般財団法人たじみ・笠原タイル館が指定管理者を務めている[1]。 特色1枚の表面積が50cm2以下のタイルをモザイクタイルと呼ぶ[2]。最盛期の土岐郡笠原町には100以上のタイル工場が存在し、多治見市に編入後の2018年(平成30年)時点でも生産量・シェアともに日本一である[2]。タイルコレクションを中心に、地域で培われてきたタイルの情報や技術を発信する。 歴史2006年(平成18年)に多治見市が土岐郡笠原町を編入合併すると、合併の際に「新市建設計画」と「第6次多治見市総合計画」が立案され、笠原町役場跡地にモザイクタイルに関する博物館が整備された。1960年代までは多治見市立笠原小学校があった場所である。総事業費は12億円であり[3]、合併特例債が使用されている。 合併から10年後の2016年(平成28年)6月4日、多治見市モザイクタイルミュージアムが開館した[3]。開館前には年間2万5000人の入館者を見込んでいたが、開館後の一か月で入館者が1万人を超える人気ぶりであり、開館2年目には累計入館者数が30万人を超えた[2]。 施設
設計は自然素材を取り入れた建築が特徴の藤森照信であり、タイルの原料を掘り出す採土場をモチーフにしている[5]。藤森は「街の中には土を採る場所がポコポコあり、それをイメージして外壁に土を塗り、タイルをはめ込んだ」としている[3]。鉄筋コンクリート造4階建であり、延床面積は1,925m2、敷地面積は6,789m2[4]。
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