変ニ短調(英語: D-flat minor、ドイツ語: des-moll)は、変ニ(D♭) 音を主音とする理論的な調である。
D♭、E♭、F♭、G♭、A♭、B、C♭、D♭、E♭音で構成され、調号はダブルフラット1個、フラット6個である。
一般に、異名同音調で表記が簡単な「嬰ハ短調」を使用する。 しかし、19平均律、31平均律のようにC♯とD♭の音高が異なる場合は「変ニ短調」がそのまま使われることもある。
この調が曲中で一時的にに使われる際には一般的に臨時記号で表現されるが、まれに調号の形で現れることもある。例として、マックス・レーガーのSupplement to the Theory of Modulation 42~45ページに調号の形で使われた[1]。
変ニ短調のスケールは次のとおり。
- ^ Max Reger John Bernhoff訳 (1904). Supplement to the Theory of Modulation. Leipzig: C. F. Kahnt Nachfolger. pp. 42–45
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♯ |
♭ |
長調 |
短調
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0
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(12)=0
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ハ(C) |
イ(Am)
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1
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(11)
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ト(G) |
ホ(Em)
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2
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(10)
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ニ(D) |
ロ(Bm)
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3
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(9)
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イ(A) |
嬰ヘ(F♯m)
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4
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(8)
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ホ(E) |
嬰ハ(C♯m)
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5 |
7
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ロ(B)=変ハ(C♭) |
嬰ト(G♯m)=変イ(A♭m)
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6 |
6
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嬰ヘ(F♯)=変ト(G♭) |
嬰ニ(D♯m)=変ホ(E♭m)
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7 |
5
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嬰ハ(C♯)=変ニ(D♭) |
嬰イ(A♯m)=変ロ(B♭m)
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(8)
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4
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変イ(A♭) |
ヘ(Fm)
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(9)
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3
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変ホ(E♭) |
ハ(Cm)
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(10)
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2
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変ロ(B♭) |
ト(Gm)
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(11)
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1
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ヘ(F) |
ニ(Dm)
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(12)=0
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0
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ハ(C) |
イ(Am)
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