売国 (小説)
『売国』(ばいこく)は、真山仁の社会派長編小説である。文藝春秋の「週刊文春」に2013年5月2・9日号から2014年8月7日号まで連載され、大幅に削ったうえでさらに加筆・修正されたのち、作家生活10周年記念の第1弾として2014年10月30日に文藝春秋から刊行された[1]。 あらすじ東京地検の検事・冨永真一は、幼児誘拐事件の裁判員裁判での功績が認められて東京地検特捜部に異動の辞令を受ける。そんな頃、大学の同窓会で幼馴染の左門と会い、東京での再会の約束をするが、左門はそのまま失踪する。 東京地検特捜部に登庁した真一は、政界や官僚の不祥事を立件する特殊・直告班に配属され、今年度中に国会議員を1人逮捕しろと言われ驚愕する。翌日から、大物政治家の闇献金疑惑に関する脱税の裏金リストだと疑われる手帳の解読を担当することになる。手帳の持ち主の妻・本郷登紀子を聴取するが、亡き祖母によく似た強情な性格に手こずり、実家の父の助けを借りることにする。 登場人物検察庁
冨永の家族
宇宙航空研究センター
その他
書誌情報
テレビドラマ
『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』(きょあくはねむらせない とくそうけんじのぎゃくしゅう)のタイトルで、2016年10月5日21時 - 23時8分[2]にテレビ東京系で放送された。主演は玉木宏[3]。テレビ東京の本社が六本木に移転を記念したプロジェクト「六本木3丁目移転プロジェクト」の特別企画ドラマスペシャルとして制作された[4]。 2017年10月4日に、続編となる『巨悪は眠らせない 特捜検事の標的』が放送された。 キャスト
スタッフ
脚注
外部リンク
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