墨海書館
墨海書館(ぼっかいしょかん)は清代の上海で設立された出版社。 イギリスのロンドン伝道会の宣教師ウォルター・ヘンリー・メドハースト(麦都思)・ウィリアム・チャールズ・ミルン(美魏茶)、ウィリアム・ミュアーヘッド(慕維廉)、ジョセフ・エドキンス(艾約瑟)らが1843年(道光23年)に創設した上海で最も早くに成立した近代出版社である。牛を動力とする印刷機を備えていたが、これは電力がなかった当時では最新の機器であった。 墨海書館には王韜や李善蘭といった洋学に通じた知識人を育て、エドキンス、アレクサンダー・ワイリー(偉烈亜力)との協力により西洋の政治・科学・宗教の書籍を翻訳出版した。 出版書籍
出版雑誌
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