増山歌子
増山 歌子(ますやま うたこ、1946年[1] - )は、日本のピアニスト、音楽教育者。旧姓:木下(きのした)。木下保の三女。 経歴桐朋女子高等学校音楽科卒[2]。第16回(1962年)全国学生音楽コンクールピアノ部門高等学校の部第1位受賞[2][3]。桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業[4]後、ソルフェージュ部会に所属。ミュンヘン国立大学留学後、洗足学園音楽大学マスタークラス修了。 大島正泰、小林仁、ローズル・シュミット、マックス・エッガーに師事[3]。 桐朋学園にてソルフェージュ講師、洗足学園にてピアノ講師を務める[4]。門下生には、大竹香苗[5]などがいる。 1974年(昭和49年)のデビューリサイタル後リサイタル4回、東京交響楽団との共演の他、歌曲、合唱の伴奏を行う。特に信時潔、山田耕筰、髙田三郎、平井康三郎、團伊玖磨等の邦人作品を数多く演奏している[4]。慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団、日本女子大学合唱団、聖心女子大学グリークラブの演奏会でもピアニストを数多く務めている。また、1974年(昭和49年)6月には日立交響楽団第39回定期演奏会でベートーヴェンピアノ協奏曲第3番のソリストを務める。1981年(昭和56年)- 1983年(昭和58年)坂上昌子連続独唱会「やまとことばを美しく・信時潔歌曲の夕べ」に出演[3]。他にも、邦人作品に限らず、ソロのピアニストとしても各種演奏会に出演している。 現在、洋楽文化史研究会会員[4]。木下記念スタジオの主宰として、邦人作品のサロンコンサートを行っている[3]。また、木下記念歌曲研究会代表を務める長姉の坂上昌子と共同で、木下保の提唱した“やまとことば”の伝達・普及に努めている[4]。 ディスコグラフィー
脚注
外部リンク |