堺 三保(さかい みつやす、1963年9月19日[1] - )は、日本のSF作家、翻訳家、脚本家。
SF・ミステリー・アメコミ・アメリカTVドラマの評論家。関西大学SF研究会OB。
経歴・人物
大阪府生まれ。大阪府立三国丘高等学校卒業。関西大学工学部電子工学科・修士課程修了。
NTTに勤務し人工知能の研究者を経て、フリーになる。SF、ファンタジー小説の解説、翻訳をする一方、アニメのSF設定や脚本も手がける。2007年から3年間、南カリフォルニア大学大学院映画学部の映画制作コースに留学した。
Live Wireでの定期イベント「池澤春菜&堺三保のSFなんでも箱(Anything Box)」を声優・エッセイストの池澤春菜とともに行っている。
2018年、自身が監督する実写映画製作のクラウドファンディングを行い、映画制作支援クラウドファンディングの国内史上最高額、1900万円達成。2021年に、制作・監督・脚本の短編映画『オービタル・クリスマス』として発表。なお同作のノベライゼーションを、上記池澤春菜が発表し、第52回星雲賞日本短編部門を受賞した。
日本推理作家協会会員。また、2021年4月より、日本SF作家クラブ会員[2]。変格ミステリ作家クラブ会員。
著作
著書
ノベライズ
訳書
ワイルド・カード
- 『ワイルド・カード(英語版) 大いなる序章』(ジョージ・R・R・マーティン編、共訳、創元SF文庫) 1992
- 『ワイルド・カード 宇宙生命襲来』(ジョージ・R・R・マーティン編、共訳、創元SF文庫) 1993
- 『ワイルド・カード3 審判の日』(ジョージ・R・R・マーティン編、共訳、創元SF文庫) 1994
ヘルボーイ
- 『ヘルボーイ:妖蛆召喚』(マイク・ミニョーラ、ダークホースコミックス、アウルズ・エージェンシー監修、ジャイブ) 2004
- 『ヘルボーイ:人外魔境』(マイク・ミニョーラ、ダークホースコミックス、アウルズ・エージェンシー監修、ジャイブ) 2006
- 『ヘルボーイ 1 破滅の種子 / 魔神覚醒』(マイク・ミニョーラ、小学館集英社プロダクション) 2010
- 『ヘルボーイ 2 縛られた棺 / 滅びの右手』(マイク・ミニョーラ、海法紀光、添野知生共訳、小学館集英社プロダクション) 2010
- 『ヘルボーイ:妖蛆召喚』(マイク・ミニョーラ、ヴィレッジブックス) 2014
シン・シティ
- 『シン・シティ 1 (The Hard Goodbye & A Dame to Kill For) 』(フランク・ミラー、小学館集英社プロダクション) 2014
- 『シン・シティ 2 (The Big Fat Kill & That Yellow Bastard)』(フランク・ミラー、小学館集英社プロダクション) 2014
- 『シン・シティ 3 (Family Values & Booze, Broads, & Bullets)』(フランク・ミラー、小学館集英社プロダクション) 2015
- 『シン・シティ 4 (Hell and Back)』(フランク・ミラー、小学館集英社プロダクション) 2015
他アメリカン・コミック
- 『X-メン』(2、4(共訳)、6、9、12、14(共訳))、小学館集英社プロダクション
- 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(エド・ブルベイカー、スティーブ・エプティング、小学館集英社プロダクション) 2011
- 『WE3 (ウィースリー)』(グラント・モリソン、フランク・クワイトリー、小学館集英社プロダクション) 2012
- 『2ガンズ』(スティーブン・グラント、マテウス・サントラウコ、小学館集英社プロダクション) 2013
- 『R.I.P.D.(アール・アイ・ピー・ディー)』(ピーター・M・レンコフ、ルーカス・マランゴン、ランディ・エンバリン、小学館集英社プロダクション) 2013
その他
- 『HAL伝説』(デイヴィッド・G・ストーク編、日暮雅通監訳、共訳、早川書房) 1997
- 『SF大百科事典』(ジョン・クルート編著、高橋良平監修、共訳、グラフィック社) 1998
- 『アルフレッド・クロップの奇妙な冒険』(リック・ヤンシー、ソフトバンククリエイティブ) 2006
- 『ウルフマン』(アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー、デイヴィッド・セルフ、早川書房、ハヤカワ文庫FT) 2010
脚本
アニメ
ラジオ・CDドラマ脚本
ゲーム脚本
出演
脚注
外部リンク
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 |
- 第21回 大原まり子「アクアプラネット」
- 第22回 夢枕獏「上段の突きを食らう猪獅子」
- 第23回 梶尾真治「恐竜ラウレンティスの幻視」
- 第24回 菅浩江「そばかすのフィギュア」
- 第25回 大槻ケンヂ「くるぐる使い」
- 第26回 大槻ケンヂ「のの子の復讐ジグジグ」
- 第27回 火浦功「ひと夏の経験値」
- 第28回 草上仁「ダイエットの方程式」
- 第29回 大原まり子「インデペンデンス・デイ・イン・オオサカ(愛はなくとも資本主義)」
- 第30回 森岡浩之「夜明けのテロリスト」
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2000年代 | |
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2010年代 |
- 第41回 飛浩隆「自生の夢」
- 第42回 小川一水「アリスマ王の愛した魔物」
- 第43回 野尻抱介「歌う潜水艦とピアピア動画」
- 第44回 神林長平「いま集合的無意識を、」
- 第45回 谷甲州「星を創る者たち」
- 第46回 飛浩隆「海の指」
- 第47回 山本弘「多々良島ふたたび」 / 田中啓文「怪獣ルクスビグラの足型を取った男」
- 第48回 草野原々「最後にして最初のアイドル」
- 第49回 柴田勝家「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」
- 第50回 草野原々「暗黒声優」
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