土師村(はじそん)は、かつて鳥取県八頭郡にあった村。1903年(明治36年)に発足し、1935年(昭和10年)に廃止された。現在の八頭郡智頭町にあたる。
歴史
沿革
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制の施行により、智頭郡山根村、三田村、穂見村、木原村、埴師村、横田村、三吉村、慶所村の区域をもって智頭郡中田村が発足。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制の施行により、「八上八東智頭郡役所」の管轄地域をもって八頭郡が発足。同日智頭郡廃止。
- 1903年(明治36年)2月4日 - 中田村が改称し、土師村となる。
- 1927年(昭和2年)9月22日 - 県議会選挙で村内の投票総数237票のうち236票が無効となる。投票管理者が投票用紙に村役場の印を加えていたため「正規の投票用紙でないもの」と判断されたもの[1]。
- 1935年(昭和10年)2月20日 - 八頭郡智頭町、山形村、那岐村と新設合併し、改めて智頭町が発足。同日付で土師村が廃止。
教育
名所・旧跡
- 河野神社
- 土師神社
- 向田神社
- 秡谷神社
- 清滝山多聞寺(高野山真言宗)
- 谷井山持雲寺(高野山真言宗)
出身者
脚注
- ^ 県議選投票で不祥事『東京日日新聞』昭和2年9月23日(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p533 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
参考文献