園部佳太
園部 佳太(そのべ けいた、1999年8月24日 - )は、福島県いわき市出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ所属。 経歴プロ入り前いわき市立豊間小1年時にソフトボールを始め、6年生までソフトボールを続けた[1]。いわき市立豊間中では軟式野球部に所属し[2]、いわき市の中学軟式野球選抜チームである「いわき松風クラブ」でもプレーした[3]。 福島県立いわき光洋高等学校では1年秋から遊撃手でベンチ入りし、2年秋から主将を務めた[2]。3年夏(2017年)の福島県大会は主砲として打率.550を記録してチームを牽引し同校初の決勝進出を果たしたが、決勝で聖光学院にサヨナラ負けを喫し甲子園出場はならなかった[4]。その後9月13日にプロ志望届を提出したが[5]、ドラフト会議での指名はなかった。高校通算本塁打数は48本[4]。 高校卒業後は東都大学野球連盟所属の専修大学に進学。1年春のリーグ戦からベンチ入りを果たしたが、夏の練習試合で頭部に死球を受けてから打撃が狂い始め、更に1年秋に腰を痛めてしまい[6]、また人間関係に悩んだこともあり[4]、2年春のリーグ戦後に中退して帰郷した[2][6]。 BCL・福島時代大学中退後は周囲の勧めもあり、2019年11月に行われたベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)の合同トライアウトに参加。バットコントロールやパンチ力を評価した[7]地元の福島レッドホープスが特別合格選手として獲得して入団した[8]。 2020年はルーキーながら全60試合に出場して、打率.296、5本塁打、35打点という成績を残した[6]。 2021年は58試合に出場して、打率.312、2本塁打、29打点という成績を残した[6]。 10月11日に行われたドラフト会議においてオリックス・バファローズから育成2位で指名され、11月18日に支度金300万円、年俸240万円で仮契約を結んだ[9]。背番号は021。 オリックス時代2022年はウエスタン・リーグ公式戦72試合に出場して212打席に立ち、打率.253、6本塁打、27打点という成績を残した[10]。練習試合を含めれば10本の本塁打を打っており、園部はこの年の打撃の手応えをつかんだと振り返っている[7]。 2023年はポジション争いの影響もあってウエスタン・リーグ公式戦の出場が43試合に減少し、打席数も79打席まで減少したが、打率.278、1本塁打、13打点という成績を残した[7][11]。しかし、育成選手制度の3年間の期間を待たずして、10月5日に球団より戦力外通告を受けた[12]。現役続行を希望し[13]、11月15日の12球団合同トライアウトに参加。7度打席に入って、3安打(うち長打2)1四球1三振の結果だった[14]。 オイシックス時代2023年12月1日、翌年からイースタン・リーグに新規参入する、オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団することが発表された[15]。 オイシックスでは二遊間のスタメン候補として期待されていたが、2024年の開幕から出場機会に恵まれなかった。のちに一塁手として出番が巡ってきて、慣れないポジションながら攻守でアピールを続けている[16]。 選手としての特徴高校通算48本塁打の長打力、遠投95mの肩、50m走6秒ジャストの足と、走攻守の三拍子揃った遊撃手[17]。 詳細情報NPB年度別打撃成績
独立リーグでの年度別打撃成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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