国際学術会議
国際学術会議(こくさいがくじゅつかいぎ、英: International Science Council、略称: ISC)とは、自然科学分野の組織である国際科学会議(ICSU)と社会科学分野の組織である国際社会科学協議会(ISSC)が、2018年7月に合併し発足した国際組織である[1]。 概要国際学術会議(ISC)は、自然科学および社会科学の両分野を統合した唯一の非営利国際組織であり、約40の国際的な学術組織および約140の各国および地域の学術団体が加盟している[2][3]。 統合前の国際科学会議(ICSU)と国際社会科学評議会(ISSC)両組織は、それぞれ半世紀以上にわたり活動してきた学術団体であるが、近年の地球環境をめぐる複雑な課題の研究にあたって、自然科学と社会科学とでの縦割り組織による活動における制約や困難を克服する事を主旨として組織された。本部事務局は統合前の両組織と同様にフランスのパリに置かれ、南アフリカ(アフリカ地域担当)・エルサルバドル(ラテンアメリカおよびカリビアン地域)・マレーシア(アジア・パシフィック地域担当)に地域事務局を置いている[4]。 ケープタウン大学からのダヤ・レディ(Daya Reddy)が理事会の初代会長に選出された[5]。ハイデ・ハックマン(Heide Hackmann)がCEOを務める[2]。 加盟団体国際学術会議(ISC)では、国際科学会議(ICSU)と国際社会科学協議会(ISSC)の両組織への加盟学術団体・組織を引き継ぎ、新組織への新規の加盟を含め、2019年の時点で、135のメンバー組織(Organization)、40の学術団体・連合(Unions and Associations)および 30の組員(Affiliated Members)が加盟している[6]。
脚注
外部リンク
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