国鉄セム3140形貨車
国鉄セム3140形貨車(こくてつセム3140がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した15 t 積の石炭車である。 概要1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりフテタ12000形461両がセム3140形(セム3140 - セム3600)に形式名変更された。中途半端な形式番号であるが車両称号規程改正時同時にセム1形(セム1 - セム3129)が新形式として誕生しておりその続番と思われる。 1943年(昭和18年)5月1日に小倉鉄道が戦時体制により国有化され、小倉鉄道に在籍していたセム201形40両(セム201 - セム240→セム3601 - セム3640)、ヲム314形7両(ヲム314 - ヲム320→セム3641 - セム3647)は本形式へ編入された。 1944年(昭和19年)5月1日に西日本鉄道が同じく国有化され、糟屋線(現在の香椎線)にて運用されていたセム1形20両(セム1 - セム20→セム3648 - セム3667)が本形式へ編入された。以上合計528両のセム3140形貨車が運用された。ただし2社が国有化された時点ではすでに多くの車両が廃車になっており528両が同時に運用されることはなく、全車が門司鉄道局へ配属された。 車体塗色は黒一色であり、寸法関係は全長は6,032 mm - 6,073 mm、全幅は2,565 mm、全高は2,896 mm、自重は6.6 t - 7.5 t、換算両数は積車2.3、空車0.8であった。 1939年(昭和14年)11月にセム3162が、1940年(昭和15年)9月にセム3328がそれぞれミ10形ミ90,ミ115へ改造の上形式名変更された。 戦後の1947年(昭和22年)5月に「貨車特別廃車」の対象形式に指定され、1957年(昭和32年)7月1日に最後まで在籍したセム3160が廃車になり同時に形式消滅となった。 車番履歴
脚注参考文献
関連項目 |