四日市場 (柴田町)

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四日市場
大字
地図北緯38度05分20秒 東経140度49分16秒 / 北緯38.088768度 東経140.821167度 / 38.088768; 140.821167座標: 北緯38度05分20秒 東経140度49分16秒 / 北緯38.088768度 東経140.821167度 / 38.088768; 140.821167
日本の旗 日本
都道府県 宮城県の旗 宮城県
柴田郡
市町村 柴田町
地区 槻木地区
人口情報2023年12月31日現在[1]
 人口 1,177 人
 世帯数 469 世帯
設置日 1889年(明治22年)
4月1日
郵便番号 989-1743[2]
市外局番 0224[3]
ナンバープレート 宮城
町字ID[4] 0028000
運輸局住所コード[5] 04801-0197
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四日市場(よっかいちば)は、宮城県柴田郡柴田町大字郵便番号は989-1743[2]。人口は1,177人、世帯数は469世帯(2023年12月31日現在)[1]。旧陸奥国柴田郡四日市場村陸前国柴田郡四日市場村白石県柴田郡四日市場村角田県柴田郡四日市場村仙台県柴田郡四日市場村宮城県柴田郡四日市場村宮城県柴田郡槻木村大字四日市場、宮城県柴田郡槻木町大字四日市場

地理

柴田町の北東部、槻木盆地に位置し、岩沼市と隣接する。北には高舘丘陵、東には阿武隈川が流れ、田園風景が広がっている。 大部分が都市近郊型農村地域であり、主に仙台市方面への野菜類の生産・出荷が行われ[6]ビニールハウスでのシクラメン生産や販売会なども行われている[7]

地名の由来

一説によれば古く、高舘丘陵の山から流れる川名沢、小沢の上流部を上川名と呼ぶのに対し、四日市場地区は下川名と呼ばれていたと考えられている[8]。その後、阿武隈川の水運の拠点となり四の日に市が立つようになって地名も変化したと口伝されている[8]。一方で地名の初見は藩政時代でありそれ以降、市が開かれたとされる記録がないことから由来について諸説ある。

歴史

古代

古墳時代から奈良時代にかけて、現在の四日市場炭釜地区にて横穴墓群が造営された。その横穴墓群は1969年炭釜横穴古墳群として町の史跡に登録された[9]。この横穴墓群は平安時代ごろまで使用されたと考えられている[8]。 また、807年大同2年)には坂上田村麻呂によって瀧澤不動尊が現在の四日市場法領地区に建立されたと伝えられている[10]

中世

1382年永徳2年)ごろ、山城国葛野郡平野(現在の京都市北区)から修験の行脚をしていた宥法という僧がこの地を訪れ、飲むと必ず病に罹り、あるいは死んでしまうと村人たちに囁かれていた湧き水を、祈祷によって病気が治癒する水へと変えたと伝えられている。このことがきっかけで鬼石山来光院延命寺という寺院が建立され、この水は「延命水」と名付けられた[11]。また、このとき宥法がこの寺院を雲南大権現と称した[10][11][12]1593年文禄2年)の8月、火災で神鏡を残しほぼすべてが焼失したが、1597年慶長2年)に再建された[11]

近世

中世から近世初頭にかけ、阿武隈川の遊水地帯で舟運が開かれ、市場が立ったと伝えられている。また、奥州街道の一里塚も整備された。 1610年慶長15年)、曹洞宗松音寺末寺として鱗泰という和尚が名川寺を開山したとされる[13][注 1]。 江戸時代の四日市場地区は寺社領仙台藩士数名の所領となっていた[14]

交通

四日市場地区を走る東北本線

鉄道

バス

  • バス路線は通っていない。最寄りのバス停は岩沼市民バス 南長谷線の玉崎西停留所。

道路

施設

公共

[15]

  • 四日市場沖集会所
  • 第18B区集会所

寺社

  • 山神社
  • 名川寺
  • 瀧澤不動尊

企業

  • 東北積水樹脂株式会社 本社・工場
  • 積水樹脂 東北営業所

史跡・文化財

町指定文化財

脚注

注釈

  1. ^ 1596年(慶長元年)とする文献もある[8]

出典

  1. ^ a b 6.町丁・大字別,男女別人口及び世帯数”. 柴田町. 2024年6月29日閲覧。
  2. ^ a b 宮城県 柴田郡柴田町 四日市場の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月30日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2021年8月30日閲覧。
  4. ^ 宮城県 柴田郡柴田町 町字マスター データセット”. デジタル庁 (2024年3月12日). 2024年6月29日閲覧。
  5. ^ 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2024年6月29日閲覧。
  6. ^ 角川日本地名大辞典 4 宮城県』 角川書店 p.762
  7. ^ シクラメン祭盛況 あすまで産直販売 柴田/宮城”. 毎日新聞 (2016年11月26日). 2021年8月31日閲覧。
  8. ^ a b c d 日本歴史地名大系 第4巻 宮城県の地名』 平凡社 p.156
  9. ^ a b 町の文化財”. 柴田町. 2021年8月31日閲覧。
  10. ^ a b しばた100選 槻木・四日市場地区”. 柴田町. 2021年8月31日閲覧。
  11. ^ a b c 山神社”. 宮城県神社庁. 2021年8月31日閲覧。
  12. ^ 『柴田郡誌』 宮城県柴田郡教育会 p.307
  13. ^ 『柴田郡誌』 宮城県柴田郡教育会 p.311
  14. ^ 『柴田郡誌』 宮城県柴田郡教育会 p.277
  15. ^ 柴田町地区集会所条例”. 柴田町. 2021年8月31日閲覧。

関連項目