四年生

四年生
ジャンル 恋愛漫画[1]
漫画
作者 木尾士目
出版社 講談社
掲載誌 月刊アフタヌーン
レーベル アフタヌーンKC
KCデラックス
発表号 1997年12月号 - 1998年5月号
巻数 全1巻
話数 全6話
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四年生』(よねんせい、The 4th Grade)は、木尾士目による日本漫画。『月刊アフタヌーン』(講談社)において、1997年12月号から1998年5月号まで連載された[2]。木尾にとって初の長期連載作品である[3]大学4年生の男女2人を軸として、就職恋愛、友人関係などを折りばめながら物語は進んで行く[1]。この作品の続編として『五年生』が後に連載された[3]

2018年7月には新装版を刊行[1]。同日に発売された木尾の初期作品集『陽炎日記』には単行本未収録であった読み切り「クラカチットの街」の前編が収録され、本作の新装版には同作の後編が収録されている[1]

あらすじ

登場人物

島 明夫(しま あきお)
本作品の主人公。[要出典]大学4年生[1]法学部民事訴訟法を専門とする教授ゼミナールに所属している。本作品のもう一人の主人公である相馬芳乃とは恋人関係にある。ゼミ同期の入間祐介、有賀直子は友人。4年生の初期には就職活動をせず、フリーターになるつもりだった(就職活動を無意味とみなしていた)が、後に翻意して就職活動をおこない、内定を得る(その後の顛末は『五年生』を参照)。
相馬 芳乃(そうま よしの)
本作品の主人公。[要出典]大学4年生[1]。島明夫と同じゼミに所属している。将来は弁護士をめざしており、ゼミの教授のつてで弁護士事務所に内定する。そこで勉強しながら司法試験をうける予定。島明夫と恋人関係にある。
入間 裕介(いるま ゆうすけ)
島明夫と相馬芳乃の共通の友人。有賀直子は恋人。4年生時の初期に内定が出ている。
有賀 直子(ありが なおこ)
島明夫と相馬芳乃の共通の友人。入間裕介は恋人。

制作背景

本作における2人(明夫と芳乃)のやりとりは、「みんな2人きりならこんくらいやってんだろー」と思い、狙って描かれている[4]。明夫は木尾とは「違う人間だから感じ方も考え方も違う」キャラクターとなっている[5]。本作の赤ちゃんは、木尾の兄に双子の男女の子どもが誕生し、あまりにもかわいかったため登場している[6]。そのため本作では「赤ん坊から老人まで出した」が「いささかつめ込み過ぎだったような」気もすると木尾は話している[6]

書誌情報

  • 木尾士目 『四年生』 講談社アフタヌーンKC〉1999年6月23日初版発行(1998年5月20日発売[2])、ISBN 4-06-314179-9
  • 木尾士目 『新装版 四年生』 講談社〈KCデラックス〉2018年7月23日初版発行(同日発売[7])、ISBN 978-4-06-511996-9

脚注

  1. ^ a b c d e f 読み切り「クラカチットの街」も収録、木尾士目「陽炎日記」「四年生」新装版発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年7月23日). 2025年1月12日閲覧。
  2. ^ a b 『四年生』(木尾 士目)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2025年1月12日閲覧。
  3. ^ a b 大学生カップルのすれ違いや焦燥感描く木尾士目「五年生」新装版、表紙は描き下ろし”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年8月23日). 2025年1月12日閲覧。
  4. ^ 木尾士目「あとがきまんぐゎ 赤っ恥劇場2」『四年生』講談社〈アフタヌーンKC〉、1998年5月、203頁。ISBN 4-06-314179-9 
  5. ^ 木尾士目「あとがきまんぐゎ 赤っ恥劇場2」『四年生』講談社〈アフタヌーンKC〉、1998年5月、204頁。ISBN 4-06-314179-9 
  6. ^ a b 木尾士目「あとがきまんぐゎ 赤っ恥劇場2」『四年生』講談社〈アフタヌーンKC〉、1998年5月、205頁。ISBN 4-06-314179-9 
  7. ^ 『新装版 四年生』(木尾 士目)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年1月12日閲覧。

外部リンク

 

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