『商道』(サンド[1])は、韓国の小説家崔仁浩(チェ・イノ)が書いた歴史小説。李氏朝鮮後期の1779年に生まれ、李氏朝鮮最大の交易商人になった実在の人物である林尚沃(朝鮮語版)(イム・サンオク)の生涯を描く。
1997年から3年間にわたって『韓国日報』に連載され[2]、刊行後7か月で100万部を売り上げ、2009年に改定版を出版し[3]、2020年11月までに総販売部数が500万部に達した[4]。
主な登場人物
李氏朝鮮時代
- 林尚沃(朝鮮語版)(イム・サンオク)
- 本作品の主人公。清国との国境に近い城邑義州出身。貧しい境遇から身を起こし、李朝最大の交易商人になる。[5]
- 朴鐘一(パク・ジョンイル)
- 松都(ソンド、開城)の商人。[5]
- 金正喜(キム・ジョンヒ)
- 文人画家。[5]
- 石崇(ソクスン)和尚
- 高僧。[5]
- 法天(ポプチョン)和尚
- 僧侶。[5]
- 李禧著(イ・ヒジョ)
- 林尚沃の旧友。[5]
- 洪景来(ホン・ギョンネ)
- 平安道農民戦争(洪景来の乱)の指導者。[5]
- 張美齢
- 清国出身の美女。[5]
- 洪得柱(ホン・ドゥクジュ)
- 義州の商人。林尚沃の元主人。[5]
- 王造時
- 清国の商人。[5]
現代
- 金起燮(キム・ギソプ)
- 韓国の大財閥である起平グループ会長。[5]
- 韓基哲(ハン・ギチョル)
- 起平グループ企画調整室長。[5]
- 鄭相鎮(チョン・サンジン)
- 「私」。小説家。林尚沃の生涯を追う。[5]
翻訳
青木謙介が日本語に翻訳し、2002年に徳間書店から上下、全2巻で刊行した[6]。
テレビドラマ
崔仁浩(チェ・イノ)の小説を原作としてテレビドラマ化され[7]、『商道』(サンド)として[8]2001年から2002年にかけて韓国のMBCにて全50回にわたって放送された[9]。イ・ビョンフンが演出した作品で[10]、脚本は40回までをチェ・ワンギュが書き、41回からはチョン・ヒョンスが書いた[7]。主人公のイム・サンオク役を演じたイ・ジェリョンは、2002年のMBC演技大賞で男性最優秀演技賞を受賞した[11][12]。他に、松都(ソンド、開城)の巨商パク・チュミョン役にイ・スンジェ、パク・チュミョンの一人娘タニョン役にキム・ヒョンジュ、客主の親方チョン・チス役にチョン・ボソク、義州の商人でイム・サンオクの元主人ホン・ドゥクチュ役にパク・イナン、ホン・ドゥクチュの娘ミグム役にホン・ウニ、女旅芸人チェヨン役にキム・ユミ等が出演した[13]。
関連作品
林尚沃(イム・サンオク)を主人公とした作品には、崔仁浩の小説より前に1976年から1977年にかけて放送された『巨商 林尚沃(朝鮮語版)』がある[14] 。
脚注
参考文献
外部リンク
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火の鳥 -夜壺 - 浮草 - 明日、また明日 - 最後の証人 - 山河 - 美しき密会 - 行くことのできない国 - 退役前線 - 誘惑 - 人生画報
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1988年 |
先生、私たちの先生 - 遠美洞の人々 - それは誰も知らない - 街の楽師 - 人間市場 - 明日が来れば - 最後の偶像 - 大剣者 - 砂の城 - 私たちの町の中 - 都市の凶年
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1989年 |
冬の霧 - 渡り鳥 - 皇帝のために - 眠らない木 - 蝶よ青い山へ行こう - 傷 - 第5列 - 挑戦 - 天使の選択 - 腕章 - 巨人
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1990年 |
庭の深い家 - 女は何で生きるのか - 完全なる愛 - 大風呂敷閣下 - 暗い空 暗い鳥 - 踊る伽耶琴 - 面白い世界
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1990年代 |
1991年 |
冬物語 - 別れの始まり - バラ色の人生 - 幸福語辞典 - 我が心は湖 - 東医宝鑑
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約束 - ヘンチョンアパート - 怒りの王国 - 嫉妬 - 二人の女 - 窓の外には太陽が輝いていた - ススキの風
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ホテル - 愛を覚えて - TVシティ - 蜘蛛 - 女 - 恋愛の基礎
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