向山緑地
向山緑地(むかいやまりょくち)は、愛知県豊橋市向山大池町にある都市公園。緑地の象徴的な存在として向山大池があり、向山大池公園(むかいやまおおいけこうえん)とも呼ばれる。 歴史承応3年(1654年)、三河吉田藩主の小笠原忠知が郡代の長谷川太郎左右衛門に命じて大池(向山大池)を作らせたとされる[3]。大池の水はやがて吉田城の外堀に入り、豊橋城下の下水道や農業用水として用いられた[3]。1888年(明治21年)には本格的な農業用水として牟呂用水が建設され、大池は農業用水としての役目をほぼほぼ終えた[3]。太平洋戦争前の大池には貸しボートがあり、豊橋工兵隊の若い兵隊が乗って遊んだという[3]。 戦前から戦後間もない頃には、今日の交通公園の場所に動物園があった[3]。太平洋戦争後には黒真珠の養殖をしていたこともあるという[3]。1967年(昭和42年)には多目的ホールとして豊橋市民文化会館が開館した[3]。戦後には南端に大池通りが開通し、また池の北側が埋め立てられたため、池の面積は大幅に縮小している[3]。 地理JR豊橋駅から南東に約2キロメートル、国道1号の円六橋交差点の南西すぐに向山緑地がある[4]。豊橋市街地の中央部の台地の上にあり、幹線道路の対角にある飛び地をあわせて緑地を構成している。墓園2.2ヘクタールを除いた面積は17.13ヘクタール。 施設南西側
北東側
ギャラリー
アクセス周辺の施設
脚注
外部リンク
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