吉田タキノ

吉田 タキノ(よしだ たきの、1917年3月11日 - 2008年1月23日)は、日本児童文学作家。「タキノおっぱ」と慕われた。

略歴

岩手県宮古市鍬ヶ崎出身。岩手県立宮古高等女学校卒。

上京して働きながら小説を書く。1962年『光のように風のように』(理論社)でデビュー。同年の『はまべの歌』(理論社)で児童文学に初めて方言を取り入れた。

2008年1月23日、宮古市内の病院で肺炎のため死去[1]

作品

  • 『光のように風のように』(理論社) 1962年
  • 『はまべの歌』(福田庄助絵、理論社、少年少女長篇小説シリーズ) 1962年
  • 『桃の木長者』(田島征三絵、理論社、名作版 日本の児童文学) 1962年
  • 『ふるさとの民話』(田島征三絵、理論社) 1966年
  • 『山と川の接点 続・炎と血の証言』(理論社) 1966年 - 松山事件のドキュメンタリー
  • 『ざしきわらし』(篠原勝之絵、理論社) 1970年
  • 『また来た万六』(高橋国利絵、偕成社、少年少女/現代創作民話全集 3) 1972年
  • 『みだくなし長者』(偕成社) 1973年
  • 『かかさん 本をよむべしね』(偕成社、おかあさんものがたり) 1973年
  • 『ネコと茶がまのふた』(梶山孝明絵、小峰書店、小学生日本の民話 14) 1974年
  • 『なんだべなんだべ』(金沢佑光絵、小学館、小学館の創作民話シリーズ 4) 1976年
  • 『に王とどっこい』(小学館) 1979年
  • 『兄と妹たち』(小林与志絵、小学館、小学館の創作児童文学シリーズ 11) 1979年
  • 『海のかあちゃん』(偕成社、少女の童話3年生) 1979年
  • 『神歌とさかさいちょう』(偕成社、岩手県の民話) 1981年
  • 『お菊のあらし』(梶山俊夫絵、あすなろ書房、あすなろ小学生文庫 13) 1982年
  • 『日本むかしむかし』(箕田源二郎絵、けやき書房、子ども世界の本) 1982年、のち再刊
  • 『ふるさとのむかしばなし』(理論社) 1982年
  • 『ろばたの夜ばなし』(理論社) 1982年
  • 『裁かれるのはだれか 松山事件』(けやき書房) 1985年
  • 『終わりの日に』(小学館) 1986年
  • 『ねずみのすもう』(しばはら・ち絵、けやき書房、ふるさと むかしむかし) 1991年
  • 『にわとり長者』(けやき書房、ふるさと むかしむかし) 1991年
  • 『絵にかいたねこ』(岡村好文絵、教育画劇) 1992年 - 紙芝居
  • 『およめさんにばけたきつね』(田中秀幸絵、教育画劇) 1993年 - 紙芝居
  • 『明のワルツ』(中央共同募金会、赤い羽根童話) 1996年
  • 『むかでのおつかい』(教育画劇) 1997年 - 紙芝居
  • 『トロールの森 - 窓の会の童話』(編、 田中皓也絵、けやき書房、童話の森) 1998年
  • 『いのししのすもう - 月見』(篠崎三朗絵、教育画劇) 1998年 - 紙芝居
  • 『消えた稲ばせ』(リブリオ出版、岩手の童話) 1999年
  • 『サルとカニのもちつき』(くすはら順子絵、教育画劇) 2002年 - 紙芝居

脚注

  1. ^ 訃報:吉田タキノさん 90歳 死去=児童文学作家 岩手

関連項目

外部リンク

 

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