博多郵便局
博多郵便局(はかたゆうびんきょく)は、福岡県福岡市博多区にある郵便局。民営化前の分類では集配普通郵便局であった。 概要元々、博多部の郵便物は全て福岡郵便局(現在の福岡中央郵便局)で集配されていたため、博多部の郵便物は全て福岡部の郵便物より一日遅れで届いていた。これを商取引上の不便と考えた博多商業会議所(現在の福岡商工会議所)は、1920年(大正9年)に当時の農商務大臣荒井賢太郎に集配局を設置するよう直訴した。荒井は、予算不足を理由に難色を示したが、会議所側が「商業会議所が建物を用意すればよいか」と詰め寄ったため、荒井も「そのときは考えてもよい」と返答した。博多商業会議所は九州電灯鉄道(後の東邦電力)と逓信当局の支援を受けて、翌1921年(大正10年)に電柱置き場だった上祇園町で工事に着手し、翌1922年(大正11年)9月15日に竣工。同年9月30日に開局した。その後、熊本逓信局が博多商業会議所に毎年25,668円の借料を支払っていたが、1936年(昭和11年)に買い上げ、建物も正式に逓信省の管轄となった[3]。 1966年(昭和41年)9月19日、国鉄(現JR九州)博多駅南側に新局舎が竣工。延べ坪数3,242坪、職員数415名は当時九州で第3位の規模を誇り[4]、博多駅前という立地から、福岡都市圏地区の郵便物をまとめる地域統括拠点としての役割を担っていた。しかし竣工から40年が経過したことによる局舎の老朽化や、輸送手段の鉄道から自動車・航空機への移行などにより、2007年(平成19年)5月、市内東区に新設された新福岡郵便局に、筑豊地域と併せた郵便物まとめの地域統括拠点としての役割を移した。 2010年(平成22年)9月21日に集配機能(当時の郵便事業博多支店)が福岡空港近くの国有地(博多区大井一丁目)に移転し、当局には郵便事業博多支店博多駅前分室が設置された。2012年(平成24年)には民営化見直しによって郵便事業株式会社と郵便局株式会社が統合して日本郵便株式会社が発足すると共に郵便事業博多支店は博多北郵便局となり、当局に設置されているかつての郵便事業博多支店博多駅前分室も博多北郵便局の分室となった。 住所
併設施設分室分室はなし。かつて存在した分室は以下の通り。
再開発に伴う移転など博多駅再開発に併せ、移転・再開発の計画が浮上。2009年4月11日に地元紙の西日本新聞がこれを報じ、その後九州旅客鉄道(以下、JR九州)を含めた関係者で調整を進めた結果、2013年3月25日に都市計画として告示され、4月30日に日本郵便とJR九州が概要を発表した[5][6]。この時点で郵便局の直近の北面(博多駅前広場との間)と東面(鉄道敷との間)にあった市道は、郵便局裏の敷地(南側および付替道路)との交換として付け替えられていた。発表から3年後を目標に当該南館敷地とJR九州が取得した博多ビルの敷地を一体で再開発し共同ビルを建設するほか、従来の郵便局北館ビルについても建て替えを決め、日本郵便内部で郵便局以外の核テナント等について検討を進める事になった。2013年10月29日に、博多郵便局旧北館跡に出来るビルの核店舗を丸井に決定した[7]。 2016年4月25日より、JRJP博多ビル1階に再移転し営業を開始した。[2] 沿革
取扱内容博多郵便局博多北郵便局博多駅前分室ゆうちょ銀行博多店
周辺→「博多駅 § 駅周辺」も参照
交通アクセス
脚注
外部リンク
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