千葉柏道路千葉柏道路(ちばかしわどうろ)は、千葉県野田市を起点として柏市もしくは我孫子市・八千代市などに至る計画の道路で千葉北西連絡道路ともいう。全線が国道16号に指定(または指定される予定)されている。「国道16号バイパス」とも呼ばれている他、核都市広域幹線道路を構成する路線としても位置づけられている[1]。 この道路については現在、以下の案が提示されている。
以上の提案を基に都市計画に向けた具体的検討に着手する。 構造(当初案) 経緯
当初建設省(現・国土交通省)が示したルート素案では、野田市船形から柏市藤ヶ谷まで、現道の北側に平行する全長およそ27kmのバイパスとなる予定だった。しかし、このルートでは我孫子市の市街地を分断して手賀沼の西部を横断することになるため、我孫子市・市民は反発。協議会の委員や市民からは「無条件に手賀沼を通過するルートには反対である[2]」との意見が出るなど、素案での住民合意が困難な状況となり、既存市街地や手賀沼を避けるルートが検討されることとなった。
「千葉柏道路NEWS」の発行による地域住民への広報・広聴や、19回におよぶ協議会を通じて今後の方向性に対する合意がえられた結果、2006年6月に5項目の提言が取り纏められ[3]、計画の具体化に向けた取り組みを始めることとなった。
2006年秋、行政機関が具体的な計画を策定するための「千葉柏道路検討会」、市民の意見を集約するための「千葉柏道路沿線会議」が設立された。提言により手賀沼を避けるルートが示された結果、協議会には加わらなかった印西市・白井市・八千代市の担当者も検討会へ参加することとなった。検討会では、概ね1年から1年半かけて概略計画をまとめるとしている。沿線会議にも3市の市民委員が加わった。
2007年に公表された計画のたたき台では、野田市から我孫子市の東部まで利根川沿いを進むルートで具体化を目指すこととなった。その先は千葉ニュータウンや成田市方面などへ交通を分散させることを検討し、バイパスの延伸は将来検討するとしている。 脚注
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