北雪酒造
株式会社北雪酒造(ほくせつしゅぞう)は、新潟県佐渡市赤泊地区にある日本の酒造会社[3]。日本酒・焼酎・梅酒などのリキュールを製造・販売する。 松久信幸が経営し世界に約30店舗を展開するレストラン「NOBU」と日本酒納入の独占契約を結んでいる(#NOBUとの提携で詳述)。 概要佐渡市原産の米や水、梅などを用いた商品を製造する。売上高のうち約3割は佐渡島内、約7割は島外である[4]。離島である佐渡島に本社を置くことから製品の移送時間やコストといったネックを抱えており、地元佐渡原産の原材料にこだわる理由のひとつともなっている[4]。 歴史1872年(明治5年)に創業された個人商店の流れをくむ[2]。1948年(昭和23年)12月に直接の前身である有限会社羽豆酒造場が設立され、1993年(平成5年)に現在の株式会社北雪酒造に社名変更された[2]。2015年現在の社長は羽豆史郎。 製品日本酒、焼酎のほかにも梅酒などのリキュールや酒類関連商品を手掛ける。2013年(平成25年)9月には、日本酒「獺祭」で知られる山口県の旭酒造が導入したものと同様の遠心分離器を約3,000万円で導入し[1]、以降この技術を利用して製造した「遠心分離酒」も販売している。 代表銘柄日本酒日本酒は自社ブランドのイメージの明確化を企図し、2005年の現社長就任以降に大吟醸・純米大吟醸・純米酒・本醸造・普通酒の5種類に整理された[5]。
焼酎
リキュール
NOBUとの提携シェフの松久信幸がアメリカ人俳優のロバート・デ・ニーロなどと提携し、世界に約30店舗を展開する日本食レストラン「NOBU」に対し日本酒の独占納入を行っている[1][4]。松久の親友であるロックミュージシャンの矢沢永吉がファンから北雪酒造の製品を贈られ、これを松久にも勧めたところ松久が商品を気に入ったことから関係が始まった[4]。現社長の羽豆史郎は松久から「お前のとこの酒が気に入ったから他では売らないで欲しい」「約束してくれるなら、他の銘柄の日本酒は全部止める」という意向を受け、2002年ごろからNOBUで使用される日本酒を独占して納入している[4]。また、レストランとのコラボレーション商品として「大吟醸 NOBU」「純米大吟醸 NOBU」を販売している。 ラジオ番組新潟県民エフエム放送 (FM PORT) では「北雪酒造presents」として、北雪酒造現社長の羽豆史郎がナビゲーターとともにゲストを迎え北雪酒造の酒を飲みながらトークを交わす番組「ヒトつなぐ、ココロつなぐ“はずのみ”」が2020年6月の閉局まで放送されていた(毎週金曜日16:00 〜 16:15)[12]。FM PORT閉局後の7月1日には、北雪酒造のツイッターにて番組ナビゲーターだった立石勇生の北雪酒造への入社が発表された[13]。 脚注注釈出典
参考文献
関連項目外部リンク
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