北笹川駅(きたささかわえき)は、かつて北海道河東郡鹿追町笹川にあった北海道拓殖鉄道の駅である。同鉄道の廃止に伴い廃駅となった。
概要
明治製糖清水工場への甜菜(ビート)出荷のために、旅客も扱う停車場として開業した。貨物の取扱いは甜菜の収穫時期に合わせて限定的に行われた。
古くは笹川の小市街の最寄り駅であったが、戦後の当市街は鹿追、瓜幕両市街に吸収されて発展せず、また車の発達もあり、当駅の利用は限られていた。
1960年(昭和35年)、同じ笹川地区に自衛隊前駅(停留場)が開設された。
歴史
駅名の由来
当地の地域名に由来する。
駅構造
駅周辺
周囲は畑作地帯。
隣の駅
- 北海道拓殖鉄道
- 北海道拓殖鉄道線
- 鹿追駅 - 北笹川駅 - 自衛隊前駅
脚注
- ^ a b c 北笹川停車場新設ノ件 国立公文書館 デジタルアーカイブ。
- ^ 昭和12年度現在鉄道停車場一覧(昭和12年11月31日発行)では旅客を扱わない「貨物駅」とされているが、この間一般駅から貨物駅への変更届はない。なお、昭和21年度資料においても「貨物駅」とされている。
- ^ 国土地理院 2万5千分の1地形図「瓜幕」の1956年(昭和31年)測量地図に記載。1963年(昭和38年)測量 国土地理院 5千分の1国土基本図 13-NB-14、同24に記載が無いが、1963年(昭和38年)6月1日改正の列車運行図表(列車ダイヤ)に記載。
- ^ 「私鉄の廃線跡を歩く Ⅰ」寺田裕一著 JTBパブリッシング P163。ただし種別の項では不明となっている。
関連項目