北海道おといねっぷ美術工芸高等学校
北海道おといねっぷ美術工芸高等学校(ほっかいどうおといねっぷびじゅつこうげいこうとうがっこう、Hokkaido Otoineppu Art & Craft High School)は、北海道中川郡音威子府村に所在する村立高等学校。 概要戦後期の1950年(昭和25年)に北海道名寄農業高等学校音威子府分校として開校した。1984年に工芸科へ改組、2002年に現校名に改称された。 国立教育政策研究所教育課程研究指定校として美術教育を研究するとともに、東海大学(締結時は北海道東海大学)との高大連携事業やスウェーデンとの国際交流活動なども推進している。 公立校であるが道外からの受験も可能であり、生徒の2割程度が道外出身者である。音威子府村の総人口(約850人)の約15%が高校の生徒・教職員などで、本校が村そのものを支えている側面もある。 2010年、元校長の石塚耕一による手記『奇跡の学校 おといねっぷの森から』(光村図書出版)が出版された。 学生生活一時は廃校の危機に立たされたが、2009年度の入学試験では競争率が2.6倍まで上昇した[1]。2021年現在、生徒数は108名で全員が村外出身者である[2]。 地元出身者以外の遠方から入学した生徒は隣接する寮「チセネシリ寮」[3]に入寮しており、学年を超えた交流も盛んである[3][出典無効]。村外出身の生徒は住民票を音威子府村に移すことが義務付けられており、入学と同時に村民の一人となる。村民運動会にも村の一員として参加し、村民に対しても日常的に挨拶が行われている。 部活動ではクロスカントリースキー部が全国高等学校スキー大会で2連覇するとともに、美術部、工芸部も高文連、全国大会、道展などに入選している。 村内筬島にある砂澤ビッキのアトリエを利用して造られた「エコミュージアム筬島センターアトリエサンモア」にボランティアのスタッフとして参加する生徒もおり、作品紹介や館内の案内などに従事している。 沿革
出身者参考文献
脚注
関連項目外部リンク
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