利用者:Ansui/doc/巻き戻しの私論
2020年8月11日、Wikipedia:巻き戻し者の改訂が行われ、巻き戻し者の存在が大きく変わった。それに伴い、多くのユーザに巻き戻し操作権限の付与が行われた。巻き戻しに対する私見の表明、ならびに他の巻き戻し者の参考になればとの思いから、本私論には巻き戻し者の在り方に関する考え方を記す。尚、しばしば柔軟な対応が必要となるWikipediaという場所において、時に方針の範囲内でこの私論から逸脱する巻き戻し操作を行う可能性を否定するものではないことを申添える。 巻き戻し者の役割巻き戻し者とは、既存のページに対する荒らしの対処を行う集団である。巻き戻し操作は、誰が見てもそうと分かる明確な荒らしに対してのみ行われるべきである。逆に、荒らしであるかどうかが微妙な場合、およびその編集が善意によるものであると判断する余地がある場合には、決して巻き戻し操作を行ってはならない。特に相手が善意の初心者である場合には、取消し(必要に応じてTwinkle等)を用いて要約欄で適切な説明を行うことが非常に重要である。場合によって、相手ユーザのトークページへの説明も行う必要がある。 巻き戻し者の立場「巻き戻し操作」とは、要するに「取消し操作」と本質的には同じものである。つまり、巻き戻し操作を行う権限とは、「荒らし対処のために同じ利用者の編集を一度に取消せるようにしたもの」であるといえる。 さて、似たような操作を行えるものとして、Twinkleというツールがある。このツールを用いることで、同一ページに対する同一ユーザによる連続した編集をワンクリックで「rollback」することができる。荒らしとして「rollback」操作を行った場合、要約欄は「 つまり、改定後の「特定ページを最後に編集した利用者の編集を即時巻き戻し (rollback)」しかできない巻き戻し者は、本質的にはTwinkleを導入した一般のユーザとなんら変らない。「巻き戻し権限」と呼ぶと何か特別な「権限」を持ったかのように思いがちだが、これは単に「ボタンが1つ増えただけ」であり、巻き戻し者が預かっているのは実質的には「権限」ではなく「ボタン」である。ボタンの使いかたを間違って、玩具を前にした幼児のようにポチポチ押しまくっているようではボタンを取上げられることはごく当然である。 巻き戻し操作の使用他者の編集に対し、巻き戻し操作によってそれを差戻すことは、即ちその編集に対し「これは荒らしだ」と判断を下すことである。誰が見ても明らかな荒らし以外には決して巻き戻し操作を行ってはならないし、区別ができないなら巻き戻し操作を行ってはならない。もし、自分に目の前の編集が荒らしか否か判断できる能力が不足していると少しでも思うのであれば、スクリプト等で巻き戻しを無効化するか、もしくは権限を返上した方がよい。 いかなる事情があろうと、巻き戻し操作が編集合戦に用いられるようなことは絶対にあってはならない。このような場合、Wikipedia:巻き戻し者にあるように権限が除去されることは至極当然の成行きである。 同一ページに対して同一ユーザによって短時間に何度も執拗く荒らし行為が行われる場合がある。この場合の対処には議論があるのだろうが、私見としてこのような場合は巻き戻し操作を何度も繰返すべきではないと考える。荒らしに対して何度も巻き戻しを繰返し、荒らす場所を増やすことは荒らしに餌を与えることそのものであり、そのような荒らしに対しては、少なくとも小規模荒らしの場合においては巻き戻し者は巻き戻しを繰返すことはせず、伝言板に報告し、ブロックを待つことが最善である。複数人が荒らしの対象ページに群がり巻き戻しやTwinkleによるrollback操作を競争のように行う行為などはもはや論外である。そんな不毛なことをしている暇があったら、別の荒らしが発生していないか巡回に戻るほうがよほど効果的だ。言うまでもなく、法的問題その他諸般の事情等によりこれが全ての場合について当て嵌る訳ではないが、その場合の対処においても上記の原則を忘れてはならない。 まっとうな論争のある記述に対しては、基本的に巻き戻しを行うべきではない。このような場合はしばしば理由の説明が必要になるが、それがたとえ荒らしの差戻しであったとしても、少なくとも自分が論争を把握している場合は「rvv」「荒らしを戻す」等の要約欄とともに取消しや復元を行うべきである。無言で巻き戻しを行った場合、論争がある箇所では混乱を招きかねない。 ツール紹介参考として、巻き戻し者が併用すると便利なツールを挙げる。
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