健軍神社
健軍神社(けんぐんじんじゃ)は、熊本県熊本市東区にある神社である。阿蘇神社(阿蘇市)、甲佐神社(こうさじんじゃ、甲佐町)、郡浦神社(こうのうらじんじゃ、宇城市)と共に阿蘇四社とも称せられる。 祭神健軍大神、健磐龍命、阿蘇津姫命、神渟名川耳命(綏靖天皇)、国造速瓶玉命、草部吉見神、比咩御子神、彦御子神、若比咩神、新彦神、新比売神、若比古神、彌比咩神を祀る[1]。 もともとは境内にある国造社の神、火(肥)国造 の祖である健緒組(たけおくみ。健緒純にも作る)と見る説もある[2]。健緒組は『肥前国風土記』や『肥後国風土記』逸文によれば景行天皇の時代に肥(火)君(ひのきみ)の姓を賜ったといい、『国造本紀』によれば崇神天皇朝に火国造に定められたという[3]。 由緒熊本市内で最古の神社と言われている[4]。社伝によれば欽明天皇19年(558年)に阿蘇神社の大宮司が同神社を勧請して創祀し、異賊征伐の為に社号を「健軍」と称したといい、後に阿蘇四社の一として阿蘇神社の別宮とされた。 初め「健軍宮(たけみやぐう)」や健軍村竹宮(たけみや)と呼ばれ、または十二社大明神とも称せられて、健軍荘(たけみやしょう)(現在の日赤病院周辺や小峯や新外、江津湖周辺の広い地域)の産土神社であった。 明治6年(1873年)に郷社に列し、昭和以降「たけみや」が「けんぐん」と音読されるようになり、地域名も託麻郡健軍村から熊本市健軍町となった。地域の基礎とも言える神社である。 境内社
文化財(括弧内は種別と指定年月日) 熊本県指定
熊本市指定
交通バス
鉄道JR熊本駅・上熊本駅・新水前寺駅のいずれかより熊本市電に乗車し、
脚注関連図書
関連項目外部リンク |